iPhone 15はeSIMに対応している?まず結論から
iPhone 15シリーズ(標準・Plus・Pro・Pro Max)はすべてeSIMに対応しています。2023年秋に発売されたiPhone 15は、前世代のiPhone 14から引き継いだeSIM機能をさらに安定させており、海外旅行での活用に特に向いたモデルです。日本版は物理SIM(nano-SIM)スロットを1基搭載しているため、日本のキャリアSIMを挿したまま、eSIMを追加して使うデュアルSIM構成が可能です。
重要な点として、GSMAの2025年レポートによると、eSIM対応端末の世界普及率は2024年時点で新興スマートフォン出荷の約50%を超えており、iPhone 15はその中でも最も設定しやすい端末のひとつとして評価されています。
eSIMとは何か基本から確認したい方は、eSIMとは?海外旅行初心者でもわかる仕組みとメリットも参考にしてください。
iPhone 15のeSIM仕様:何枚まで使える?
iPhone 15は**物理SIM 1枚 + eSIM最大8件(同時アクティブは2件まで)**という構成に対応しています。つまり、日本のキャリアのnano-SIMを挿しながら、eSIMを別途追加して合計2回線を同時に使えます。
iPhone 15シリーズ別のeSIM仕様一覧
| モデル | 物理SIMスロット | eSIM保存数 | 同時アクティブ |
|---|---|---|---|
| iPhone 15(日本版) | nano-SIM × 1 | 最大8件 | 2件(物理SIM含む) |
| iPhone 15 Plus(日本版) | nano-SIM × 1 | 最大8件 | 2件(物理SIM含む) |
| iPhone 15 Pro(日本版) | nano-SIM × 1 | 最大8件 | 2件(物理SIM含む) |
| iPhone 15 Pro Max(日本版) | nano-SIM × 1 | 最大8件 | 2件(物理SIM含む) |
| iPhone 15(米国版・SIMフリー) | SIMスロットなし | 最大8件 | 2件(eSIMのみ) |
ポイント: 米国版はeSIM専用(SIMスロットなし)ですが、日本で購入・販売されているモデルはほぼ日本版のため、物理SIM+eSIMのデュアル構成が標準です。
iPhone 15でeSIMを設定する方法:ステップバイステップ
iPhone 15へのeSIM設定は、QRコードを使う方法が最もシンプルです。タビシムを含む多くのeSIMサービスはQRコードで提供されており、設定にかかる時間は慣れれば5分以内です。詳しい設定手順はiPhone・AndroidでのeSIM設定方法:5分で完了する手順でも解説していますが、ここではiPhone 15のiOS日本語UIに沿って具体的に説明します。
事前に確認すること
- iOSを最新バージョンにアップデートしておく(設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート)
- Wi-Fi接続できる環境を用意する(eSIMダウンロード時に必要)
- eSIMのQRコード(または確認コード)を手元に用意する
- 端末がSIMロック解除済みであること(後述)
QRコードでeSIMを追加する手順
ステップ1: 「設定」アプリを開く
ステップ2: 「モバイル通信」をタップ
ステップ3: 「モバイル通信プランを追加」をタップ
ステップ4: 「QRコードを使用」を選択し、カメラでQRコードを読み取る
ステップ5: 「モバイル通信プランを追加」の確認画面が出たら「続ける」をタップ
ステップ6: eSIMのラベル名を設定(「海外旅行用」「タビシム」など、わかりやすい名前でOK)
ステップ7: デフォルト回線の設定を求められたら、日本のSIMを「通話・SMS用」に、eSIMを「データ通信用」に設定
これで設定完了です。アンテナバーが立てば接続成功です。
手動コードでeSIMを追加する方法
QRコードが印刷できない場合や、スクリーンショットしか手元にない場合は手動入力も可能です。
ステップ1〜3は上記と同じ
ステップ4: 「詳細情報を手動で入力」を選択
ステップ5: SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力
ステップ6: 以降は同様
デュアルSIM設定:日本のSIMを維持しながら海外eSIMを使う方法
iPhone 15で最も便利な使い方は、日本のキャリアSIM(物理)をそのままにして、海外旅行用eSIMをデータ通信専用で追加する構成です。これにより、日本の電話番号で着信・SMS受信ができながら、現地の安いデータ通信を使えます。
デュアルSIMの回線割り当て設定
eSIM追加後、以下の設定を確認・変更してください。
設定 → モバイル通信 を開くと、2つの回線が表示されます。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| デフォルトの音声回線 | 日本のキャリアSIM |
| デフォルトのSMS送信回線 | 日本のキャリアSIM |
| モバイルデータ通信 | 海外eSIM(旅行中) |
| iMessage・FaceTime | 日本のキャリアSIM |
「モバイルデータ通信」の切り替えが最重要です。 ここを海外eSIMに設定しておかないと、日本のSIMで高額ローミングが発生します。
旅行から帰国したら
帰国後は「モバイルデータ通信」を日本のキャリアSIMに戻すだけです。eSIMのプランが残っていれば、次回の旅行でも使えます(有効期限内であれば)。
iPhone 15のeSIM設定でよくあるトラブルと解決策
eSIM設定でつまずきやすいポイントとその対処法をまとめました。海外出発前に確認しておくと安心です。
SIMロックがかかっている場合
日本のキャリアで購入したiPhone 15は、購入時期によってはSIMロックがかかっている場合があります。2021年10月以降にドコモ・au・ソフトバンクで購入した端末は原則SIMロック解除済みですが、それ以前に購入した端末は要確認です。
確認方法: 設定 → 一般 → VPNとデバイス管理 → 「SIMロック」の表示を確認
SIMロックがかかっている場合は、各キャリアのマイページやショップで解除手続きが必要です(多くの場合、無料で手続き可能)。
QRコードが読み取れない場合
- QRコードが表示されている画面を別のスマートフォンやパソコンで開き、iPhoneのカメラで読み取る
- 画面の明るさを最大にする
- QRコードとカメラの距離を調整する(近すぎても遠すぎてもNG)
- それでも読み取れない場合は手動コード入力を試す
eSIMを追加したのに通信できない場合
- 「設定 → モバイル通信」でeSIMが「オン」になっているか確認
- 「モバイルデータ通信」が該当のeSIMに設定されているか確認
- 機内モードをオン→オフで再接続を試みる
- iPhoneを再起動する
- それでも繋がらない場合は、eSIMプロバイダのサポートへ連絡
「このプランは追加できません」エラーが出る場合
- eSIMの有効期限が切れていないか確認
- 同じQRコードを2回読み取ろうとしていないか確認(QRコードは1回限り有効)
- iOSのバージョンが古い場合はアップデート
iPhone 15 eSIMと日本のキャリアローミング、どっちがおトク?
海外旅行でのデータ通信コストを比較すると、eSIMが圧倒的に安いケースがほとんどです。ただし、旅行期間や使い方によって最適解は変わります。2026年時点の主要サービスの料金を整理しました(料金は変動する場合があります)。
主要サービスの海外データ通信料金比較
| サービス | 料金 | データ量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ 海外1dayパケ | ¥980/日 | 無制限(速度制限あり) | 対象国限定、7日で¥6,860 |
| au 海外データ定額 | ¥980〜¥1,980/日 | 無制限(速度制限あり) | 渡航先により異なる |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 最大¥2,980/日 | 無制限(速度制限あり) | 最大¥20,860/週 |
| ahamo(海外ローミング) | 追加料金なし | 20GB(15日間) | ahamo契約者限定 |
| WiFiルーターレンタル | ¥300〜¥1,500/日 | プランによる | 受取・返却の手間あり |
| タビシム eSIM | プランによる | 選択制 | 旅行期間・用途に合わせて選択可 |
ahamoユーザーはeSIMが必要?正直な比較
ahamoの海外ローミングは、月額料金内で20GBまで使えるため、15日以内の旅行でデータ使用量が20GB以内に収まるなら、eSIM追加なしでも十分です。
ただし、以下のケースではeSIMが有利です。
- 15日を超える長期旅行: 15日を超えると速度制限(128kbps)がかかり、マップやSNSがほぼ使えなくなります
- ahamo以外のキャリアを使っている: ドコモ・au・ソフトバンクの通常プランは1日単位の課金で割高
- 動画視聴や大容量通信が多い: 20GBを旅行前半で使い切るリスクがある
- 複数人での旅行: 各自がeSIMを用意した方が、ルーター共有より快適
正直なところ、ahamoユーザーで2週間以内の旅行なら、ahamoの海外ローミングで十分なことも多いです。ただ、それ以外のほとんどのケースでeSIMの方がコスト面・利便性の両方で優れています。
海外ローミングとeSIMの詳細な比較は、eSIMと海外ローミング徹底比較でも詳しく解説しています。
iPhone 15のeSIM、どの国・地域で使える?
タビシムのeSIMは200以上の国と地域に対応しており、iPhone 15であれば世界中のほぼあらゆる旅行先でご利用いただけます。人気の旅行先をいくつか挙げると:
- アジア: 韓国、台湾、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど
- 北米: アメリカ、カナダ、ハワイ(米国)
- ヨーロッパ: フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスなど
- オセアニア: オーストラリア、ニュージーランド
- 中東・その他: UAE、トルコ、エジプトなど
eSIM対応端末の一覧でiPhone 15が対応していることを確認できます。また、eSIM設定ガイドでは国別の注意点も掲載しています。
旅行先ごとの具体的なプランや現地での使い方は、各目的地ページで確認できます。たとえばアメリカのeSIM情報や韓国のeSIM情報など、旅行先に合わせたプランを選んでください。
iPhone 15でeSIMを使うメリット・デメリット
iPhone 15でeSIMを使うことの実際のメリットとデメリットを、旅行者目線で正直にまとめます。
メリット
1. 空港でSIMカードを買う手間がない 到着前にeSIMを購入・ダウンロードしておけば、飛行機を降りた瞬間からネットに繋がります。空港のSIMカード売り場に並ぶ必要がありません。
2. 日本の電話番号を維持できる 物理SIM(日本のキャリア)とeSIM(海外データ)を同時に使えるため、日本への電話・SMS・LINEの着信が旅行中も届きます。
3. 複数のeSIMを保存できる iPhone 15は最大8件のeSIMを保存できるため、よく行く国のeSIMをあらかじめ入れておき、旅行のたびに切り替えるだけで使えます。
4. SIMカードの紛失・破損リスクがない 物理カードがないため、なくしたり壊したりする心配がありません。
5. 料金が安い キャリアの海外ローミングと比べて、大幅にコストを抑えられます。
デメリット・注意点
1. 端末がeSIM対応である必要がある iPhone 15はeSIM対応ですが、古い機種や一部のAndroidは非対応の場合があります。
2. QRコードは基本的に1回限り 同じQRコードを複数の端末で使うことはできません。機種変更の際は注意が必要です。
3. データ専用プランが多い タビシムを含む多くの旅行用eSIMはデータ専用です。現地の電話番号での発着信には対応していません。ただし、LINEやWhatsAppなどのメッセンジャーアプリは問題なく使えます。
4. eSIM削除後は再追加できない場合がある 一度削除したeSIMは、プロバイダによっては再インストールできない場合があります。旅行中は不用意に削除しないようにしましょう。
iPhone 15 eSIMの使い方:旅行前〜帰国後のタイムライン
海外旅行でeSIMを活用する流れを、時系列でまとめました。海外旅行でeSIMを初めて使う完全ガイドも合わせて参考にしてください。
旅行の1〜2週間前
- 旅行先・旅行期間・予想データ使用量を確認する
- タビシムで目的地のeSIMプランを選んで購入
- QRコードをメールで受け取る
- 出発前に自宅のWi-Fiでダウンロード・設定まで完了させる(現地でWi-Fiがない状況でも安心)
データ使用量の目安がわからない方は、海外旅行のデータ通信量目安ガイドが参考になります。
出発当日〜現地滞在中
- 空港や機内でモバイルデータ通信をeSIMに切り替える
- 現地に着いたらすぐにネット接続を確認
- 日本のSIMはデータ通信をオフにしておく(設定 → モバイル通信 → 日本のSIM → データローミングをオフ)
帰国後
- 「モバイルデータ通信」を日本のSIMに戻す
- eSIMはプランの有効期限が残っていれば削除しなくてOK(次回旅行で使える場合も)
FAQ
iPhone 15のeSIMはSIMロック解除しないと使えない?
はい、SIMロックがかかっている端末では海外のeSIMは使用できません。2021年10月以降にドコモ・au・ソフトバンクで購入したiPhone 15は原則SIMロック解除済みですが、それ以前に購入した端末は各キャリアのマイページまたはショップで解除手続きが必要です。解除は多くの場合、無料で対応しています。
iPhone 15にeSIMは何枚まで入れられる?
iPhone 15(日本版)は最大8件のeSIMを保存できます。ただし、同時にアクティブにできるのは2件まで(物理SIMとeSIM各1件、またはeSIM2件)です。よく行く旅行先のeSIMをあらかじめ保存しておき、旅行のたびに切り替えて使う使い方がおすすめです。
eSIMを設定すると日本の電話番号は使えなくなる?
いいえ、使えます。iPhone 15はデュアルSIM対応のため、日本のキャリアの物理SIMとeSIMを同時に使えます。通話・SMSを日本のSIM、データ通信をeSIMに割り当てる設定にすれば、日本への着信も受けながら現地のデータ通信を使えます。
eSIMはどのタイミングで設定すればいい?
出発前に自宅のWi-Fi環境で設定を完了させるのがベストです。現地でWi-Fiが使えない状況でも安心ですし、設定トラブルが起きてもサポートに連絡しやすい環境が整っています。eSIMのダウンロード自体はWi-Fiが必要なため、機内や現地到着直後の設定は避けた方が無難です。
ahamoユーザーはeSIMを使う必要がある?
ahamoは月額料金内で海外20GBまで使えるため、15日以内の旅行でデータ使用量が20GB以内に収まる場合は、追加のeSIM購入なしで対応できます。ただし、旅行が15日を超える場合や、動画視聴など大容量通信が多い場合は、速度制限(128kbps)がかかるため、eSIMの追加が有効です。
iPhone 15でeSIMの設定に失敗した場合はどうすればいい?
まずiPhoneを再起動し、「設定 → モバイル通信」でeSIMのオン/オフを確認してください。それでも解決しない場合は、機内モードをオン→オフで再接続を試みるか、iOSを最新バージョンにアップデートしてください。タビシムをご利用の場合は、日本語カスタマーサポートにお問い合わせいただければ、手順を一緒に確認します。
eSIMは旅行中に削除しても大丈夫?
基本的には旅行中に削除しないことをおすすめします。多くのeSIMプランは、QRコードが1回限り有効のため、削除すると同じQRコードで再インストールできません。旅行が終わり、次回使う予定がない場合のみ削除するようにしましょう。
iPhone 15 Proと標準モデルでeSIM機能に違いはある?
eSIM機能自体に違いはありません。iPhone 15、15 Plus、15 Pro、15 Pro Maxのすべてが同じeSIM仕様(最大8件保存、同時2件アクティブ)に対応しています。モデルによってeSIMの使い勝手が変わることはないため、どのモデルでも同じ手順で設定できます。
まとめ:iPhone 15はeSIM海外旅行に最適な端末
iPhone 15はeSIM対応の優れた端末であり、海外旅行での活用に特に向いています。物理SIM(日本のキャリア)を維持しながらeSIMを追加できるデュアルSIM構成は、「日本の番号を維持しつつ現地の安いデータ通信を使う」という旅行者の理想的なニーズにぴったり合致しています。
設定自体は5〜10分で完了し、出発前に自宅で済ませておけば、現地到着直後からストレスなくネットに繋がれます。キャリアの海外ローミング(1日¥980〜¥2,980)と比べると、eSIMは旅行期間や用途に合わせたプランを選べるため、コスト面でも大きなメリットがあります。
春休み・GWや夏休みの旅行を控えている方は、春休み・GW海外旅行の準備チェックリストも参考に、出発前の準備をしっかり整えてください。iPhone 15を持っているなら、eSIMを使わない理由はほとんどありません。






