ベトナムのeSIMはどのキャリア回線を使う?完全解説

ベトナムで旅行者向けeSIMが利用する主な回線は、Viettel(ベトテル)、Vinaphone、Mobifoneの3社です。このうち最も広いカバレッジを誇るのはViettelで、山岳部や農村部でも比較的安定した4G LTE接続が期待できます。eSIMプロバイダーによって接続先キャリアが異なるため、購入前に確認しておくと安心です。

文: Tabisim 編集部2026年8月24日
Aerial panoramic view of Ha Long Bay, Vietnam, featuring dramatic limestone karst islands emerging from emerald waters with traditional wooden boats sailing in the morning mist

ベトナムの通信キャリアは何社ある?

ベトナムには国営・民間合わせて複数の携帯キャリアが存在しますが、旅行者が実際に使う回線は主に3社に絞られます。Viettel(ベトテル)、Vinaphone(ビナフォン)、Mobifone(モビフォン)の3社で、ベトナム全体のモバイル契約者数の大半を占めています。2024年時点でベトナムのモバイル契約件数は約1億8,000万件に達しており(ITU統計参照)、人口比で見ても普及率は非常に高い市場です。

Viettel(ベトテル)

Viettelはベトナム軍が出資する国営通信企業で、国内シェアトップ。農村部・山岳部を含む全国カバレッジが最も広く、ハノイ〜ホーチミン間の主要幹線はもちろん、サパやハロン湾周辺でも4G LTEが入ることが多いです。

Vinaphone(ビナフォン)

VinaはVNPT(ベトナム郵政通信公社)傘下のキャリア。都市部・観光地での接続品質は高く、ハノイやホーチミン市内では4G LTEが安定しています。Viettelに次ぐカバレッジを持ち、旅行者からの評価も高め。

Mobifone(モビフォン)

Mobifoneはベトナム政府系の第3のキャリア。都市部での通信速度は速く、ホーチミンやダナンなど観光都市では快適に使えます。ただし地方部ではViettelやVinaに比べてカバレッジがやや劣る場合があります。


eSIMはどのキャリア回線に接続される?

旅行者向けeSIMがどのキャリア回線を使うかは、eSIMプロバイダー(販売会社)によって異なります。多くのeSIMサービスは「ローミングパートナー」として複数のキャリアと提携しており、電波状況に応じて自動的に最適なネットワークに接続する仕組みを採用しています。タビシムのベトナムeSIMも同様に、現地の主要ネットワークを活用して安定した通信を提供しています。

一般的な傾向として:

  • Viettel接続:カバレッジ重視。地方・農村部の旅行に向いている
  • Vinaphone接続:都市部での安定性が高い
  • Mobifone接続:ホーチミンなど南部都市での速度に強み

購入前にプロバイダーのウェブサイトやサポートページで「ベトナム接続キャリア」を確認するか、カスタマーサポートに問い合わせるのが確実です。


ベトナムの4G・5G通信事情はどうなっている?

ベトナムは4G LTEが全国的に普及しており、旅行者が訪れる主要観光地ではほぼ問題なく高速通信が利用できます。5Gについては、2023年以降ベトテルやVinaphone、Mobifoneが主要都市での商用サービスを開始しており、2026年現在はハノイ・ホーチミン市の一部エリアで5Gが利用可能です。ただし旅行者向けeSIMの多くは現時点では4G LTE対応がメインとなっています。

GSMAの調査によれば、東南アジア全体でモバイルブロードバンドの普及が急速に進んでおり、ベトナムも例外ではありません。都市部での平均ダウンロード速度は30〜50Mbpsに達することも多く、動画視聴やビデオ通話も快適に行えるレベルです。

観光地別の通信品質目安

観光地主な接続品質推奨キャリア
ハノイ市内4G LTE 安定Viettel / Vinaphone
ホーチミン市内4G LTE 安定(一部5G)Mobifone / Viettel
ダナン4G LTE 安定Viettel / Mobifone
ホイアン4G LTE おおむね良好Viettel
ハロン湾(船上)4G LTE 一部エリアのみViettel
サパ4G LTE 一部エリア、3G混在Viettel
フーコック島4G LTE 安定(リゾートエリア)Viettel / Vinaphone
ムイネー4G LTE おおむね良好Viettel

山岳部や離島の一部では電波が弱いエリアも存在します。オフラインマップ(Google マップのオフライン保存など)を事前にダウンロードしておくと安心です。


ベトナム旅行でどのくらいのデータ容量が必要?

旅行スタイルによって必要なデータ量は異なりますが、一般的な目安として1日あたり500MB〜1GBを見込んでおくと余裕を持って使えます。GoogleマップやGrabの地図アプリ、LINEでの連絡、SNS投稿、翻訳アプリなどを組み合わせると、観光メインの旅行でも1日1GB前後の消費が現実的です。

詳しいデータ使用量の目安については、eSIMのデータ容量ガイドも参考にしてください。

旅行スタイル推奨データ容量(7日間)
SNS・地図・メッセージのみ3〜5GB
動画視聴あり(SD画質)7〜10GB
リモートワーク・ビデオ会議あり15GB以上
ライブ配信・4K動画20GB以上

ベトナムはカフェやホテルのWi-Fiも充実していますが、セキュリティの観点から重要な作業(ネットバンキングなど)はeSIMのデータ通信を使う方が安心です。


ベトナムeSIMとキャリアローミング、どっちがお得?

結論から言うと、ほとんどのケースでeSIMの方が大幅に安くなります。日本の大手キャリアの海外ローミングは1日あたり最大2,980円(ソフトバンク)かかることもあり、7日間の旅行では2万円超になる場合も。eSIMなら同じ期間を数百〜数千円でカバーできます。

主要プランの料金比較(2026年8月時点)

通信手段料金目安備考
ドコモ 海外パケット定額約¥980〜¥2,980/日対象国・プランにより変動
au 世界データ定額約¥980/日(対象国のみ)速度制限あり
ソフトバンク 海外パケットし放題最大¥2,980/日高額になりやすい
ahamo 海外データ通信無料(20GB・30日間)ahamo契約者のみ
WiFiルーターレンタル¥300〜¥1,500/日 + 受取返却の手間バッテリー管理が必要
タビシム eSIM(ベトナム)プランにより異なる円決済・日本語サポートあり

※料金は2026年8月時点の参考値です。最新情報は各キャリア公式サイトでご確認ください。

ahamoユーザーはどうすべき?

ahamoの海外データ通信(20GB・30日間)は、追加料金なしで使えるため非常に魅力的です。ただし、30日を超える長期滞在や、ahamo以外のキャリアを使っている方にはeSIMが最適解。また、20GBを使い切ると速度制限(128kbps)がかかり、地図や動画がほぼ使えなくなります。旅行後半に通信速度が落ちるリスクを避けたい場合は、eSIMを別途用意しておくのが賢明です。


eSIMはどうやって設定する?iPhone・Androidの手順

eSIMの設定は、スマートフォンがeSIM対応機種であれば、QRコードを読み込むだけで完了します。物理SIMの抜き差しは不要で、日本の電話番号を保持したままベトナムのデータ通信を追加できるのが最大のメリットです。

eSIM対応機種かどうか確認したい方は、eSIM対応機種ガイドをご覧ください。

iPhoneの場合(iOS 17以降)

  1. タビシムでeSIMを購入し、QRコードをメールで受け取る
  2. 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ
  3. QRコードをスキャンする
  4. 「データ通信用SIM」にeSIMを設定する
  5. ベトナム到着後、自動的に現地ネットワークに接続される

Androidの場合(Galaxy・Pixel等)

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」をタップ
  2. QRコードをスキャン(機種によってメニュー名が異なる場合あり)
  3. データ通信用SIMにeSIMを設定する
  4. 現地到着後に自動接続

より詳しい設定手順はeSIM設定ガイドをご参照ください。設定は出発前に日本で済ませておき、ベトナム到着後すぐに使えるようにしておくのがおすすめです。


ベトナムeSIMを選ぶときのポイントは?

ベトナム向けeSIMを選ぶ際は、接続キャリア・データ容量・有効期限・日本語サポートの4点を確認するのが基本です。特に旅行期間が長い場合や地方都市を回る場合は、カバレッジの広いViettel回線を使うプロバイダーを選ぶと安心です。

チェックリスト

  • 接続キャリア: Viettel接続かどうか(地方旅行なら特に重要)
  • データ容量: 旅行日数×1GBを目安に余裕を持って
  • 有効期限: 旅行期間をカバーしているか
  • 速度制限の有無: データ使い切り後に速度制限があるか、追加購入できるか
  • 日本語サポート: 現地でトラブルが起きたとき、日本語で問い合わせられるか
  • 決済通貨: 円決済か外貨建てか(為替リスクの有無)

タビシムは日本語サポート・円決済に対応しており、ベトナム旅行が初めての方でも安心して使えるよう設計されています。ベトナムeSIMのプランはこちらからご確認いただけます。


他の東南アジア諸国との比較はどうなる?

ベトナムと合わせて周辺国を旅行する方には、マルチカントリープランも選択肢の一つです。タイ・カンボジア・ラオスなどを組み合わせて旅行する場合、各国個別のeSIMを購入するよりもアジア広域プランの方がコスパが良い場合があります。

アジア広域eSIMのプランも合わせてチェックしてみてください。

国主要キャリア4G LTE普及度旅行者向けeSIM対応
ベトナムViettel / Vinaphone / Mobifone◎ 全国的に良好○
タイAIS / DTAC / True Move H◎ 非常に良好○
カンボジアSmart / Metfone / Cellcard△ 都市部は良好○
ラオスLao Telecom / Unitel△ 都市部のみ安定○(一部)
マレーシアMaxis / Celcom / Digi◎ 非常に良好○

※各国のeSIM対応状況は2026年8月時点の情報です。


FAQ

ベトナムのeSIMはどのキャリア回線に接続されますか?

eSIMプロバイダーによって異なりますが、主にViettel(ベトテル)・Vinaphone(ビナフォン)・Mobifone(モビフォン)のいずれか、または複数のキャリアにローミング接続します。カバレッジ重視なら、全国シェアトップのViettelに接続するプランを選ぶのがおすすめです。購入前にプロバイダーのサポートページで接続キャリアを確認しておくと安心です。

ベトナムでeSIMを使うにはどんなスマートフォンが必要ですか?

eSIM対応のスマートフォンが必要です。iPhone XS以降のiPhone、Samsung Galaxy S20以降、Google Pixel 3以降など多くの機種が対応しています。ただし、キャリアによってeSIMがロックされている場合があるため、SIMロック解除済みかどうかも事前に確認しておきましょう。詳細はeSIM対応機種ガイドをご覧ください。

ベトナムのeSIMはいつ設定すればいいですか?

eSIMの設定(QRコードの読み込み)は出発前に日本で済ませておくのがベストです。ただし、実際の通信はベトナム到着後に現地ネットワークへ接続してから始まります。空港に着いた瞬間からインターネットが使えるので、到着直後のGrabタクシー手配や地図確認がスムーズになります。

データを使い切ったらどうなりますか?

プロバイダーによって異なりますが、多くの場合データ使い切り後は速度制限(低速通信)に切り替わるか、通信が停止します。追加データを購入できるプランもあります。旅行期間に合わせて余裕のある容量を選んでおくか、使い切り前に追加購入の手続きをしておくと安心です。

ベトナムでeSIMとWi-Fiレンタル、どちらが便利ですか?

eSIMの方が圧倒的に便利です。Wi-Fiルーターは受取・返却の手間があり、バッテリー切れのリスクもあります。eSIMはスマートフォン1台で完結し、複数人での共有はできませんが、個人旅行なら手軽さで大きく勝ります。グループ旅行の場合は人数分のeSIMを用意するか、Wi-Fiルーターと組み合わせるのも一つの方法です。

ベトナムeSIMは現地のSIMカードより安いですか?

現地SIMカードは非常に安価(数百円〜)ですが、空港や街中での購入手続き・パスポート提示・言語の壁などの手間があります。eSIMは日本から事前購入でき、到着直後から使えるため、短期旅行では手間を省けるメリットが大きいです。長期滞在で通信費を極限まで抑えたい場合は現地SIMも選択肢になります。

ハロン湾やサパなど地方でもeSIMは使えますか?

Viettel回線を使うeSIMであれば、ハロン湾やサパでも4G LTEが入るエリアが多いです。ただし、船上のハロン湾クルーズや山岳部の一部では電波が弱くなることがあります。オフラインマップを事前にダウンロードしておくことを強くおすすめします。

ベトナムのeSIMはデュアルSIMとして使えますか?

はい、eSIM対応スマートフォンであれば、日本の物理SIM(ドコモ・au・ソフトバンクなど)を挿したまま、eSIMでベトナムのデータ通信を使えます。日本の電話番号でLINE通話やSMSを受け取りながら、データ通信はベトナムのeSIMを使う、という使い方が可能です。


まとめ:ベトナムeSIMはViettel回線が安心の基本

ベトナム旅行でeSIMを選ぶなら、まず接続キャリアを確認することが大切です。カバレッジ・安定性の観点から、Viettel(ベトテル)回線に接続するプランを選ぶのが無難です。都市部メインの旅行ならVinaphone・Mobifoneも十分実用的です。

キャリアのローミングと比べて圧倒的にコスパが良く、設定もQRコードを読み込むだけ。日本出発前に準備を済ませておけば、ベトナム到着直後から地図・翻訳・SNSが使い放題になります。

ベトナム旅行の準備を始めるなら、タビシムのベトナムeSIMプランをぜひチェックしてみてください。日本語サポート・円決済対応で、初めてのeSIM利用でも安心です。

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