お盆海外旅行でネットが使えないと何が困る?
お盆期間の海外旅行は、Googleマップ、翻訳アプリ、LINEでの家族連絡、現地レストランの予約確認など、スマートフォンのデータ通信がなければほぼ何もできません。空港到着後すぐにネットにつながっていないと、タクシー配車アプリも使えず、ホテルへの行き方も調べられない。2026年のお盆は8月8日(土)〜16日(日)前後が主要な連休となり、国際線の搭乗率は例年90%超えの超繁忙期です(国土交通省 航空輸送統計より)。
航空券とホテルを押さえたら、次に準備すべきなのが「現地でのデータ通信手段」です。選択肢は大きく4つ——キャリアの海外ローミング、ahamo、WiFiルーターレンタル、そしてeSIM。それぞれにメリット・デメリットがあり、渡航先や旅行日数によって最適解が変わります。
海外旅行でのeSIMとローミングの違いを詳しく比較すると、お盆のような長期旅行ではeSIMのコスト優位性がより際立ちます。
お盆に人気の渡航先と通信コストの目安
お盆期間の海外旅行では、渡航先によって必要なデータ量や現地の通信環境が大きく異なります。JATA(日本旅行業協会)の統計によると、お盆の海外旅行先トップはハワイ・グアム・韓国・台湾・タイが毎年上位を占めます。以下に主要5カ国のeSIMコスト目安をまとめました。
ハワイ(アメリカ)
8泊9日の標準的なお盆旅行の場合、現地でのGoogleマップ・SNS・動画視聴を合わせると8〜12GB程度が目安です。アメリカ旅行のeSIM完全ガイドによると、タビシムのアメリカ向けプランは10GB前後から選べます。ハワイは主要リゾートエリアでLTE〜5Gカバレッジが安定しており、eSIMで問題なく使えます。
韓国
3〜5泊が多い韓国旅行では、3〜5GB程度あれば十分なケースがほとんどです。ソウル市内は世界トップクラスの5G整備率を誇り、eSIMの速度も快適。韓国のeSIM情報はこちらで最新プランを確認できます。
台湾
台北を中心に観光するなら3〜5GB、南部まで足を伸ばすなら5〜8GBが目安。台湾は4G LTEカバレッジが非常に高く、山間部でも比較的つながります。
タイ(バンコク・プーケット)
バンコクとプーケットを組み合わせた旅行が多いお盆シーズン。動画をよく見る方は10GB以上を選ぶと安心です。タイのeSIM詳細で現地対応プランを確認できます。
グアム
フライトが短く家族旅行に人気のグアム。3〜5泊が多く、5GB前後が標準的な消費量です。グアムのeSIM情報も参考にしてください。
キャリアのローミングvseSIM:お盆7泊8日で比較するとどうなる?
お盆旅行の通信コストを判断するには、実際の金額で比較するのが一番わかりやすいです。以下の表は、7泊8日(8日間)のハワイ旅行を例に、主要な通信手段のコストを円建てで比較したものです(2026年7月時点の各社公開料金を参照)。
| 通信手段 | 8日間の料金目安 | データ容量 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ドコモ 海外定額(1日980円〜) | 約7,840円〜 | 無制限(速度制限あり) | 対象国・プランにより異なる |
| au 世界データ定額(1日980円〜) | 約7,840円〜 | 無制限(速度制限あり) | 対象国・プランにより異なる |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 約23,840円 | 無制限(速度制限あり) | 最大2,980円/日 |
| ahamo(海外データ込み) | 月額2,970円内 | 20GB(月間) | 月20GBを超えると低速 |
| WiFiルーターレンタル | 約3,200〜12,000円 | プランによる | 充電・返却の手間あり |
| タビシム eSIM(例:10GB) | 数千円台〜 | 購入プランによる | データ使い切り後は低速 |
ポイント: ドコモ・auの1日980円プランは対象国が限られており、ハワイ(アメリカ)が対象外になるケースもあります。ソフトバンクは最大2,980円/日のため、8日間で最大23,840円になります。ahamoは月20GBが上限で、お盆期間中だけで動画視聴が多ければ超過する可能性があります。
正直なところ、ahamoユーザーでお盆旅行が7〜10日以内かつ動画をあまり見ない方なら、追加料金ゼロのahamoが最もシンプルです。ただし、ドコモ・au・ソフトバンクユーザーや、ahamoの20GBを使い切るリスクがある方には、eSIMが費用対効果で上回ります。
なぜお盆旅行こそeSIMが向いているのか?
お盆の海外旅行には、通信手段の選択において特有の事情があります。eSIMが特にフィットする理由を3つ挙げます。
1. 出発直前でも購入・開通できる
お盆期間は旅行の準備が直前になりがちです。SIMカードを郵送で取り寄せる時間がなくても、eSIMならQRコードをスマートフォンで読み込むだけで数分以内に開通します。出発当日の朝でも間に合います。eSIMの設定方法ガイドで手順を事前に確認しておくと、当日もスムーズです。
2. 空港のSIMショップに並ばなくていい
お盆の成田・羽田・関西国際空港は、出発・到着ともに大混雑します。到着後にSIMショップへ並ぶ時間は30分〜1時間かかることも。eSIMなら着陸前に開通設定を済ませておけば、降機直後から地図アプリが使えます。
3. 日本の番号をそのまま維持できる
デュアルSIM対応スマートフォンなら、日本のキャリアSIMを差したまま、eSIMで現地データ通信ができます。日本の家族からの着信も受けられ、LINEも通常通り使えます。
eSIMはどんなスマートフォンで使える?
eSIMを使うには、お手持ちのスマートフォンがeSIMに対応していることが条件です。2026年現在、主要機種のほとんどが対応済みですが、確認しておくと安心です。
iPhoneの場合
iPhone XS(2018年発売)以降の機種はeSIM対応です。iPhone 15シリーズ以降はnano SIMスロットがなくなり、eSIM専用モデルとなっています(日本向けモデルはnano SIM+eSIMのデュアル構成)。
Androidの場合
Samsung Galaxy S22以降、Google Pixel 6以降、Sony Xperia 1 IV以降など、2022年以降の主要Androidフラッグシップはほぼ対応しています。ただし、廉価モデルや一部のSIMロック端末は非対応の場合があります。eSIM対応機種の一覧で事前に確認してください。
確認方法(iPhone)
「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」が表示されれば対応しています。
お盆旅行に必要なデータ容量はどのくらい?
旅行中のデータ消費量は、使い方によって大きく異なります。「多めに買って安心」か「必要最低限で節約」かを判断するために、用途別の目安を知っておきましょう。
海外旅行のデータ通信量の目安を参考にすると、一般的な旅行者の1日あたりの消費量は以下の通りです。
| 用途 | 1日の目安消費量 |
|---|---|
| Googleマップ(ナビ使用) | 約50〜100MB |
| LINEテキスト・通話 | 約30〜100MB |
| SNS閲覧(Instagram等) | 約200〜500MB |
| 動画視聴(YouTube 30分) | 約300〜800MB |
| ホテル・レストラン検索 | 約50〜100MB |
目安のまとめ:
- SNSと地図メイン → 1日あたり約300〜500MB → 7泊で3〜5GB
- 動画もよく見る → 1日あたり約1〜1.5GB → 7泊で8〜12GB
- 家族4人でテザリング共有 → 1日あたり2GB以上 → 7泊で15GB以上
家族旅行でテザリングを使う場合は、大容量プランを選ぶか、1人1枚eSIMを用意するのが現実的です。
お盆ギリギリでも間に合う!eSIMの購入・設定手順
お盆直前でも焦らなくて大丈夫です。タビシムのeSIMは購入からアクティベーションまで最短5分で完了します。
ステップ1:渡航先と日数を確認してプランを選ぶ
タビシムのウェブサイトまたはアプリから渡航先の国・地域を選択し、旅行日数に合ったデータ容量のプランを選びます。
ステップ2:購入・決済
クレジットカードまたはその他の決済手段で支払い。円建て表示なので、為替レートを気にする必要はありません。
ステップ3:QRコードを受け取る
購入完了後、メールにQRコードが届きます。このQRコードがeSIMの「SIMカード」の代わりです。
ステップ4:eSIMをインストールする
「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→QRコードを読み取る。これだけです。インストールは出発前に自宅のWi-Fi環境で行うのがおすすめです。
ステップ5:現地でデータ通信を有効にする
現地到着後、「設定」→「モバイル通信」でeSIMのプランをオンにすれば、すぐにデータ通信が始まります。
注意点: QRコードは1回しか使えません。インストール前にスクリーンショットを撮るか、メールを保存しておきましょう。また、eSIMのインストールはWi-Fi環境で行う必要があります(機内Wi-Fiは不安定なため、出発前に済ませることを推奨します)。
ahamo・povo・LINEMOユーザーへ:お盆旅行の通信はどうする?
格安プランを使っている方にとって、お盆の海外旅行は通信コストが気になるポイントです。
ahamoユーザー
ahamoは月間20GB(15日間)を追加料金なしで海外でも使えます。7〜10日程度のお盆旅行で、動画視聴を控えめにするなら追加費用ゼロで乗り切れる可能性があります。ただし、20GBを超えると速度が大幅に低下(最大128kbps)します。動画をよく見る方、テザリングを多用する方、15日超の旅行には向きません。
povoユーザー
povo2.0は海外ローミングオプションを別途購入する形式。1日220円〜のデータ追加(海外向け)など、短期旅行向けのオプションが充実しています。ただし、対象国が限られるため事前確認が必要です。
LINEMOユーザー
LINEMOは海外ローミングに対応していますが、料金体系が複雑なため、長期旅行ではeSIMとの併用を検討する価値があります。
渡航先別eSIM選びのポイント
渡航先によって、eSIMを選ぶ際に注意すべき点が異なります。
ハワイ・グアム(アメリカ・米領)
ハワイはT-Mobile、Verizon、AT&Tなど主要キャリアのネットワークが充実しており、eSIMの速度・安定性は高水準です。グアムはAT&Tが主要ネットワーク。どちらも観光エリアでの通信品質は問題ありません。アメリカ向けeSIMプランで最新情報を確認してください。
韓国・台湾
両国ともeSIMの普及率が高く、現地キャリアのネットワーク品質も優秀です。短期旅行が多いため、3〜5GBのプランがコスパ良好です。夏休みの海外旅行eSIMガイドでも韓国・台湾のプラン選びを詳しく解説しています。
タイ・東南アジア
バンコクやプーケットなどの観光地は4G LTE接続が安定しています。ただし、島や農村部では電波が弱くなることがあります。旅程に離島を含む場合は大容量プランを選ぶか、現地WiFiを積極的に活用しましょう。
ヨーロッパ
お盆期間にヨーロッパへ行く方も増えています。EU内を複数国周遊する場合は、マルチカントリー対応のeSIMプランが便利です。ヨーロッパ向けeSIMプランで対応国を確認してください。
お盆旅行でよくある通信トラブルと対処法
お盆の海外旅行中に起きやすい通信トラブルと、その対処法をまとめました。
データを使い切ってしまった タビシムのeSIMはデータ使い切り後に低速(128kbps)になるプランが多いです。追加データが必要な場合は、アプリまたはウェブサイトから追加購入が可能です。
eSIMが認識されない 機内モードのオン・オフを試してください。それでも解消しない場合は、「設定」→「モバイル通信」でeSIMのプランが有効になっているか確認します。
現地で速度が遅い eSIMが接続しているネットワークを手動で変更することで改善する場合があります。「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」で自動から手動に切り替えて、別のキャリアを試してみてください。
QRコードを紛失した タビシムの購入履歴からQRコードを再表示できます。メールの受信ボックスも確認してください。
FAQ
お盆の海外旅行でeSIMは出発当日でも使えますか?
はい、使えます。タビシムのeSIMはQRコードをスマートフォンで読み取るだけで開通するため、出発当日でも購入・設定が可能です。ただし、eSIMのインストールにはWi-Fi接続が必要なため、自宅や空港のWi-Fiで設定を完了させてから搭乗することをおすすめします。
お盆旅行中にデータを使い切ったらどうなりますか?
タビシムのeSIMはデータ容量を使い切ると、通信速度が低速(128kbps程度)になります。地図アプリやLINEのテキストは使えますが、動画視聴などは難しくなります。必要であれば追加データをアプリやウェブサイトから購入できます。
ahamoユーザーですが、お盆旅行でeSIMは必要ですか?
ahamoは月間20GBを追加料金なしで海外でも使えるため、7〜10日程度の旅行で動画視聴が少なければ追加費用なしで乗り切れる可能性があります。ただし、20GBを超えると速度が大幅に低下するため、動画をよく見る方や長期旅行の方にはeSIMの追加購入がおすすめです。
eSIMを使うと日本の電話番号はどうなりますか?
eSIMはデータ通信専用のプランのため、日本のキャリアSIMはそのまま維持されます。デュアルSIM対応スマートフォンであれば、日本の番号への着信も受けられますし、LINEやWhatsAppなどのメッセンジャーアプリも通常通り使えます。
お盆旅行のeSIMはいつ購入・設定するのがベストですか?
出発の1〜3日前に購入・設定するのがおすすめです。自宅のWi-Fi環境でゆっくり設定でき、万が一トラブルがあってもサポートに問い合わせる時間があります。eSIMのアクティベーション(開通)は現地到着後に行うプランが多いため、事前にインストールしておいても問題ありません。
eSIMはiPhone以外でも使えますか?
はい、Android端末でも使えます。Samsung Galaxy S22以降、Google Pixel 6以降、Sony Xperia 1 IV以降など、2022年以降の主要Androidフラッグシップはほぼ対応しています。eSIM対応機種の一覧で事前に確認することをおすすめします。
お盆の家族旅行で子どものスマホにもeSIMを入れられますか?
eSIM対応スマートフォンであれば、子どものスマホにも設定できます。子ども用に別途プランを購入するか、保護者のスマートフォンからテザリングで共有する方法があります。テザリング共有の場合は、消費データ量が多くなるため大容量プランを選ぶと安心です。
WiFiルーターレンタルとeSIM、お盆旅行にはどちらが向いていますか?
家族全員でデータを共有したい場合はWiFiルーターが便利ですが、充電・返却の手間があります。1人旅や少人数旅行では、eSIMの方がシンプルで荷物も増えません。お盆の繁忙期は空港のWiFiルーターレンタルカウンターが混雑することも多いため、事前手配不要のeSIMは特に便利です。
まとめ:お盆海外旅行の通信はeSIMで賢く準備しよう
お盆の海外旅行は、航空券・ホテルと同様に通信手段の事前準備が欠かせません。キャリアの海外ローミングは手軽ですが、8日間で最大2万円超になることも。ahamoは20GBまで無料で使えるメリットがありますが、動画視聴が多い方や長期旅行には不向きです。
eSIMの最大のメリットは、出発ギリギリでも購入・開通できる手軽さと、渡航先・日数に合わせて必要なデータ量だけ買えるコスト効率です。空港でSIMショップに並ぶ必要もなく、到着直後からGoogleマップが使えます。
eSIMとは何かをゼロから理解したい方は、タビシムの解説ページも参考にしてください。また、海外旅行でeSIMを初めて使う完全ガイドでは、購入から現地での使い方まで丁寧に解説しています。
2026年のお盆旅行、通信トラブルなく思い切り楽しんできてください。
料金は2026年7月時点の公開情報を参照。各社の料金・サービス内容は変更される場合があります。






