インドネシアで使える通信手段、何が一番安い?
バリ島やジャカルタへの旅行を前に「ローミングとeSIM、どっちが安いの?」と悩んでいる方は多いはずです。結論から言うと、日本の大手キャリアのローミングは便利ですが、7日間の旅行で比べると費用差は数千円〜1万円以上になることも珍しくありません。2026年現在の料金データをもとに、キャリア別の実費とeSIMとは何かを踏まえながら、あなたの旅行スタイルに合った最適解を提示します。
インドネシアは東南アジア随一の観光大国で、バリ島・ジャカルタ・ロンボク・コモド島など多様な目的地があります。通信環境も年々整備が進み、主要観光地では4G LTEが安定して使えるようになりました。それだけに、割高なローミング料金を払い続けるのはもったいない時代です。
日本の主要キャリア別ローミング料金一覧(2026年版)
日本の大手5キャリアのインドネシア向けローミング料金は、仕組みが異なるため単純比較が難しいです。以下の表に1日あたりの費用と7日間トータルの目安をまとめました。インドネシアはすべての主要キャリアの「海外定額」対象国に含まれています(2026年7月時点)。
| キャリア | プラン名 | 1日あたり料金 | 7日間合計(目安) | データ上限 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ | 海外1dayパケ | ¥980 | ¥6,860 | 無制限(速度制限あり) | 対象国のみ、当日23:59まで |
| au | 世界データ定額 | ¥980 | ¥6,860 | 無制限(速度制限あり) | 海外パケット放題と異なる |
| ソフトバンク | 海外パケットし放題 | ¥2,980 | ¥20,860 | 無制限(速度制限あり) | 最大2,980円/日 |
| 楽天モバイル | 海外ローミング | ¥2/MB | 使用量次第 | 2GB/月まで無料(超過¥2/MB) | 月2GBまで無料、超過は高額 |
| ahamo | 海外データ通信 | 追加料金なし | ¥0 | 月20GB(国内と共通) | 15日超で速度制限、ahamo契約必須 |
※2026年7月時点。料金は変動する場合があります。各社公式サイトでご確認ください。
ドコモ・auの「980円/日」は本当にお得?
1日¥980は一見リーズナブルに見えますが、7日間で¥6,860、10日間なら¥9,800になります。さらに、速度制限がかかると動画視聴やGoogleマップのリアルタイムナビが使いにくくなる場合があります。ドコモ・au・ソフトバンクのローミング料金を詳しく比較した記事も参考にしてください。
ソフトバンクは最大¥2,980/日に注意
ソフトバンクの「海外パケットし放題」は上限が¥2,980/日と高額です。7日間で約¥20,860。バリ島でInstagramを投稿したり、動画通話をしたりすると、あっという間に上限に達します。長期旅行者には特に痛い出費です。
楽天モバイルのインドネシアローミング
楽天モバイルは月2GBまで無料でローミングできますが、超過すると¥2/MBという従量課金になります。1GBを超過した場合、追加で¥2,048かかる計算です。短期・軽量利用なら2GB以内に収まる可能性がありますが、地図・SNS・動画を普通に使うとすぐ超えます。
ahamoの20GB無料はインドネシアでも使える?
結論:使えます。ただし条件と注意点があります。 ahamoの海外データ通信は、インドネシアを含む70以上の国と地域で、月間20GBの国内データを海外でもそのまま利用できます。追加料金は一切かかりません。これは日本のキャリアの中で最も破格の条件です。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- 15日ルール: 同一国に15日を超えて滞在すると、速度が低速に制限されます(最大128kbps)。バリ島長期滞在や1ヶ月以上のワーホリには不向きです。
- 20GBの上限: 月20GBは国内と海外の合算です。出発前に国内で使い込んでいると、インドネシアで使える容量が減ります。
- ahamo契約が必要: ドコモ回線のahamoプランに加入していることが前提。現在ソフトバンクやauを使っている方はプラン変更が必要です。
- 通話はできない: ahamoの海外データ通信はデータのみ。現地の電話番号への発信は別途料金がかかります。
まとめると、ahamo契約者で14日以内の旅行、かつ月20GB以内に収まる方にとっては、ahamoが最強の選択肢です。それ以外の方にはeSIMの方が柔軟でお得な場合が多いです。
タビシムeSIMとのコスト比較:期間別シミュレーション
eSIMは旅行期間とデータ使用量に応じてプランを選べるのが最大のメリットです。タビシムのインドネシア向けeSIMと主要キャリアのローミングを、旅行期間別に比較しました。
| 旅行期間 | ドコモ/au(¥980/日) | ソフトバンク(¥2,980/日) | ahamo(20GB/月) | タビシム eSIM(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 3日間 | ¥2,940 | ¥8,940 | ¥0(条件付き) | ¥890〜¥1,200 |
| 5日間 | ¥4,900 | ¥14,900 | ¥0(条件付き) | ¥1,200〜¥1,800 |
| 7日間 | ¥6,860 | ¥20,860 | ¥0(条件付き) | ¥1,500〜¥2,500 |
| 10日間 | ¥9,800 | ¥29,800 | ¥0(条件付き) | ¥2,000〜¥3,500 |
| 14日間 | ¥13,720 | ¥41,720 | ¥0(条件付き) | ¥2,500〜¥4,500 |
| 30日間 | ¥29,400 | ¥89,400 | 速度制限(15日超) | ¥4,000〜¥8,000 |
※タビシムeSIMの料金はプランにより異なります。インドネシアeSIMの最新プランはこちらでご確認ください。
1日あたりのコストで見ると差は歴然
7日間の旅行で計算すると、ドコモ/auのローミングは1日¥980ですが、タビシムeSIMは1日あたり¥215〜¥357程度になります。差額は約¥4,360〜¥5,360。この差額で現地のランチが2〜3回食べられます。
インドネシアでeSIMはどのネットワークに繋がる?
インドネシアで旅行eSIMが接続するネットワークは、**Telkomsel、Indosat Ooredoo Hutchison、XLSmart(XL Axiata + Smartfren)**の3社です。この3社はインドネシアの主要通信事業者で、バリ島・ジャカルタ・スラバヤ・ロンボクなど主要観光地をカバーしています。
競合他社のeSIMガイドではネットワーク名が明記されていないことが多いですが、実際にどのネットワークに繋がるかは旅行者にとって重要な情報です。
エリア別の通信品質
バリ島(クタ・スミニャック・ウブド・サヌール) バリ島の主要観光エリアはTelkomselとXLSmartの4G LTEが安定しています。ウブドの山間部や田園地帯では電波が弱くなる場所もありますが、観光スポット付近では概ね問題なく使えます。
ジャカルタ インドネシアの首都ジャカルタは都市部のカバレッジが充実しており、3社すべてが4G LTEで高速通信を提供しています。ビジネス利用でも安心です。
ロンボク・コモド島 離島エリアは都市部より電波が不安定な場合があります。特にコモド島の奥地では圏外になることも。主要な港・リゾートエリアでは問題なく使えます。
対応バンドと5G対応状況
インドネシアでは5Gの展開が進んでいますが、2026年時点では主要都市の一部エリアに限定されています。旅行eSIMは主に4G LTE(Band 1/3/8/28)で動作します。iPhone 12以降やGalaxy S21以降などの最新スマートフォンであれば、対応バンドの問題はほぼありません。
eSIMとローミング、どちらを選ぶべき?判断基準を整理
ローミングとeSIMのどちらが最適かは、旅行スタイルと契約状況によって変わります。以下のチェックリストで判断してください。
eSIMがおすすめな人
- 旅行期間が5日以上
- ドコモ・au・ソフトバンクを使っている(ahamoではない)
- データをたくさん使う(動画・テザリング・地図など)
- 長期滞在やワーキングホリデー
- 複数人分の通信費をまとめて節約したい
ahamoがおすすめな人
- すでにahamoを契約している
- 旅行期間が14日以内
- 月20GB以内で収まる見込み
- 設定の手間を省きたい
ローミング(ドコモ/au)がおすすめな人
- 旅行期間が1〜3日の超短期
- eSIM非対応のスマートフォンを使っている
- 設定が面倒で、とにかく手軽さを優先したい
海外旅行のデータ通信手段を徹底比較した記事では、WiFiレンタルも含めた3択の詳細な比較をまとめています。
タビシムeSIMのメリットとデメリットを正直に
タビシムのeSIMがすべての人に最適とは限りません。正直にメリット・デメリットを整理します。
メリット
- 圧倒的なコスト優位性: ドコモ/auのローミングと比べて7日間で¥4,000〜¥5,000以上の節約
- 日本語サポート: 設定に困ったときに日本語で問い合わせできる
- 円決済: ドル建て・ユーロ建ての決済が不要。為替リスクなし
- デュアルSIM対応: 日本の電話番号はそのまま維持しながら、インドネシアのデータ通信をeSIMで追加
- 即時アクティベーション: QRコードをスキャンするだけ。空港でSIMカードを探す必要なし
- 返却不要: WiFiルーターと違って返却の手間がない
デメリット
- eSIM対応スマートフォンが必要: iPhone XS以降、Galaxy S20以降など。古い機種は使えない
- データ専用: 音声通話・SMSは非対応(LINEやWhatsAppの通話は利用可能)
- 事前設定が必要: 出発前にeSIMのインストールが必要(日本のWiFi環境下で推奨)
- 一部の格安SIMとの相性: デュアルSIMの設定が複雑な場合がある
eSIM対応機種の確認方法とeSIMの設定ガイドも参考にしてください。
WiFiレンタルとの比較も忘れずに
インドネシア旅行の通信手段として、WiFiルーターレンタルを検討している方も多いです。料金は1日¥300〜¥1,500程度で、複数人でシェアできるメリットがあります。
ただし、以下のデメリットがあります:
- バッテリー管理の手間: 1日中持ち歩く必要があり、充電切れのリスクがある
- 受取・返却が必要: 空港カウンターでの手続きが面倒
- 紛失・破損リスク: 弁償費用が高額な場合がある(¥5,000〜¥20,000)
- 複数人でシェアすると接続が不安定になることも
家族旅行など複数人の場合はWiFiルーターがコスト的に有利なこともありますが、1〜2人の旅行ならeSIMの方がシンプルでお得です。
インドネシアeSIMの設定方法(iPhone・Android)
eSIMの設定は難しくありません。出発前に日本のWiFi環境下で済ませておくのがポイントです。eSIM設定の完全ガイドに詳細な手順がありますが、基本的な流れは以下の通りです。
iPhoneの場合
- タビシムでインドネシア向けeSIMプランを購入
- メールで届くQRコードを受け取る
- 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→QRコードをスキャン
- インドネシア到着後、eSIMをオンに切り替えてデータローミングを有効化
Androidの場合(Galaxy・Pixel等)
- 同様にQRコードを受け取る
- 「設定」→「接続」→「SIMカードマネージャー」→「eSIMを追加」→QRコードをスキャン
- 現地でeSIMをデータ通信用として設定
重要なポイント: eSIMのインストールはWiFi環境が必要です。機内や現地到着後にインストールしようとするとうまくいかない場合があります。必ず出発前に設定を完了させてください。
何GBあれば足りる?インドネシア旅行のデータ使用量目安
データプランを選ぶ際に「何GBで足りるか」は重要な判断基準です。海外旅行のデータ使用量の目安を参考に、インドネシア旅行の典型的な使用パターンを整理しました。
| 利用シーン | 1日あたりの消費量目安 |
|---|---|
| Googleマップのナビ | 約30〜50MB |
| Instagram(写真投稿・閲覧) | 約100〜300MB |
| LINE通話(1時間) | 約150〜300MB |
| YouTube(SD画質、30分) | 約200〜350MB |
| ウェブ閲覧・検索 | 約50〜100MB |
| 合計(標準的な旅行者) | 約500MB〜1GB/日 |
7日間の旅行なら3.5GB〜7GBが目安です。動画をよく見る方や、テザリングで同行者と共有する場合は10GB以上のプランが安心です。
FAQ
ahamoの海外データ通信はインドネシアで使えますか?
はい、インドネシアはahamoの海外データ通信対象国に含まれており、追加料金なしで月20GBまで利用できます。ただし、同一国に15日を超えて滞在すると速度が最大128kbpsに制限されます。また、月20GBは国内使用分との合算なので、出発前の残量確認が必要です。
インドネシアのeSIMはどのネットワークに接続されますか?
タビシムのインドネシア向けeSIMは、Telkomsel、Indosat Ooredoo Hutchison、XLSmart(XL Axiata + Smartfren)の3つの主要ネットワークに接続します。バリ島・ジャカルタ・ロンボクなど主要観光地では4G LTEが安定して利用できます。
バリ島でeSIMの電波は安定していますか?
クタ・スミニャック・サヌール・ウブドなどバリ島の主要観光エリアでは、Telkomselを中心に4G LTEが安定して使えます。ただしウブドの山間部や農村エリアでは電波が弱くなる場所もあります。離島(ヌサペニダ等)では主要港付近は問題ありませんが、奥地では圏外になる場合があります。
インドネシアでeSIMを使うには何が必要ですか?
eSIM対応のスマートフォン(iPhone XS以降、Galaxy S20以降、Pixel 3以降など)と、出発前にWiFi環境でのeSIMインストールが必要です。eSIM非対応の機種では利用できません。機種の対応状況はeSIM対応機種一覧で確認できます。
eSIMを使っている間、日本の電話番号は使えますか?
はい、eSIMはデュアルSIM機能を活用するため、日本のSIM(物理SIM)はそのまま維持されます。日本の電話番号への着信・発信も可能です。インドネシアでのデータ通信はeSIMが担い、日本の番号はそのまま使える「2枚持ち」状態になります。
インドネシアeSIMは何日前に購入・設定すればいいですか?
購入はいつでも可能ですが、eSIMのインストールは出発の1〜3日前に日本のWiFi環境で行うのがおすすめです。インストール自体は5〜10分程度で完了します。現地到着後にeSIMをオンにするだけで接続されます。
データを使い切ったらどうなりますか?
タビシムのeSIMはデータを使い切ると通信が停止します(自動課金なし)。追加データが必要な場合は、アプリやウェブサイトから追加プランを購入できます。予期せぬ高額請求がない点は、ローミングと比べた大きな安心ポイントです。
eSIMはインドネシア到着前に設定できますか?
はい、むしろ到着前の設定を強くおすすめします。eSIMのインストールにはWiFi接続が必要なため、日本出発前に設定を完了させてください。インストール後は現地でeSIMをオンにするだけで自動的にネットワークに接続されます。
まとめ:インドネシア旅行の通信手段、最終的な結論
インドネシア旅行の通信コストを最小化したいなら、選択肢は明確です。
- ahamoユーザーで14日以内の旅行 → ahamoをそのまま使う(追加費用ゼロ)
- ドコモ・au・ソフトバンクユーザー → eSIMに切り替えると7日間で¥4,000〜¥5,000以上の節約
- 楽天モバイルユーザー → 月2GB以内ならローミング無料、超過するならeSIM
- 長期滞在(15日超) → eSIM一択
eSIMとローミングの詳細比較も参考にしながら、旅行スタイルに合った選択をしてください。バリ島でのウブド散策も、ジャカルタでのビジネスミーティングも、安定したネット接続があってこそ快適に過ごせます。
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料金は2026年7月時点の情報です。各キャリアの最新料金は公式サイトでご確認ください。






