夏休みの海外旅行、通信費はどれくらいかかる?
夏休みの海外旅行で見落としがちなのが「通信費」です。7〜8月の旅行シーズンは航空券もホテルも高騰しますが、スマホのネット代も同様に大きな出費になりえます。日本の主要キャリアの海外ローミングをそのまま使うと、1週間で数千円〜1万円超になることも珍しくありません。
観光庁の訪日外客統計(2025年)によると、日本人の海外旅行者数はコロナ禍前の水準に回復しつつあり、夏休みシーズン(7〜8月)は年間でも最大の渡航ピークです。また、GSMA Intelligence(2025年版レポート)は、世界のeSIM対応デバイス普及率が2025年末時点で全スマートフォンの約40%に達したと報告しており、eSIMはもはや「新しい技術」ではなく標準的な選択肢になっています。
2026年夏の注目データ:eSIM利用者の通信コストはキャリアローミング利用者と比べて平均60〜70%安いという試算が複数の比較サイトで示されており、長期旅行になるほどその差は開きます。
この記事では、夏休みの海外旅行でeSIMを選ぶべき理由から、キャリアのローミング・WiFiレンタルとの徹底比較、人気渡航先別のデータ目安、そして設定方法まで、まるごと解説します。
キャリアローミング・WiFiレンタルとeSIM、どれが一番おトク?
結論から言うと、7日間以上の旅行ならeSIMが最もコスパに優れています。キャリアの海外ローミングは手軽ですが割高で、WiFiレンタルは荷物が増えバッテリー管理が面倒です。eSIMは事前設定さえ済ませれば、現地でそのまま使えるシンプルさと低コストを両立します。
主要キャリアの海外ローミング料金(2026年8月時点)
| キャリア | プラン名 | 料金 | 条件・注意点 |
|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 海外1dayパケ | ¥980/日 | 対象国限定、24時間ごとに課金 |
| au | 世界データ定額 | ¥980/日 | 対象国限定、1日単位 |
| ソフトバンク | 海外パケットし放題 | 最大¥2,980/日 | 使った分だけ課金(上限あり) |
| ahamo | 海外データ通信 | 無料(20GB) | 月内15日間まで、超過後は低速 |
| 楽天モバイル | 海外ローミング | ¥3/MB(2GBまで) | 超過後は低速、月2GBが上限 |
WiFiルーターレンタルの費用感
空港でレンタルできるポケットWiFiは、1日あたり¥300〜¥1,500程度。7日間借りると¥2,100〜¥10,500になります。加えて、返却の手間・充電管理・紛失リスクがあります。複数人での旅行なら割り勘できますが、ルーターを常に持ち歩く必要があります。
eSIMの費用感(タビシムの場合)
eSIMの料金は渡航先と容量によって異なりますが、たとえばハワイ・アメリカ旅行向けのeSIMなら7〜10日間プランが¥1,500前後から、ヨーロッパ旅行向けのeSIMなら¥2,000前後から選べます。キャリアローミングと比べると、同じ期間で数千円単位の節約になります。
7日間旅行のコスト比較(ハワイの例)
| 手段 | 7日間の概算コスト | 利便性 |
|---|---|---|
| ドコモ 海外1dayパケ | 約¥6,860 | 設定不要・手軽 |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 最大約¥20,860 | 使いすぎ注意 |
| ahamo(20GB以内) | ¥0(月額内) | ahamo契約者のみ |
| WiFiルーターレンタル | ¥2,100〜¥10,500 | 充電・返却が面倒 |
| タビシム eSIM | ¥1,500〜¥3,000程度 | 設定後は手間なし |
※料金は2026年8月時点の目安。実際の料金は各社の公式サイトでご確認ください。
ahamoユーザーはeSIMを使わなくていい?
ahamoの海外データ通信は、追加料金なしで月20GB・15日間まで使えるため、短期旅行(〜2週間)のahamoユーザーには非常に魅力的な選択肢です。ただし、いくつかの落とし穴があります。
ahamoのメリット
- 追加料金ゼロ(月額料金の範囲内)
- 設定不要でそのまま使える
- 20GBまでは高速通信
ahamoの注意点
- 15日を超える旅行には対応できない(15日超過後は速度制限)
- ahamo契約が必要(ドコモ回線でも別プランは対象外)
- 月をまたぐ旅行の場合、月初のリセットタイミングに注意
- 20GB超過後は低速(最大1Mbps)になる
- 通話は別途国際通話料がかかる
結論:ahamoユーザーで2週間以内の旅行なら、ahamoで十分なケースも多いです。ただし、長期旅行・大量データ使用・ahamo以外のキャリアを使っている方には、eSIMが最適解です。
夏休みに人気の渡航先別、eSIMのデータ目安は?
渡航先によって通信環境や必要なデータ量は異なります。1日あたりのデータ使用量の目安は、地図・SNS・動画視聴を普通に使う場合で500MB〜1.5GB程度。データ通信量の目安と選び方も参考にしてください。
ハワイ・グアム(リゾート旅行)
ビーチリゾートでの旅行は比較的データ消費が少なめですが、インスタやTikTokへの動画投稿が増えると1日1GB超になることも。7日間なら5〜10GBのプランが安心です。グアムのeSIM情報もチェックしてみてください。
ヨーロッパ(周遊旅行)
複数国を回る周遊旅行では、Googleマップの使用頻度が高く、1日1〜2GBは見ておくべきです。10〜14日間の旅行なら15〜20GBのプランが目安。ヨーロッパ広域eSIMなら複数国をまとめてカバーできます。
韓国・台湾(近距離旅行)
弾丸旅行が多い韓国・台湾は、3〜5日間で5〜10GBが一般的な目安。現地の通信インフラが充実しているため、速度面での不満はほぼありません。
タイ・バリ(東南アジア)
東南アジアのリゾートでは、ホテルWiFiが充実している場所も多いですが、移動中のナビや観光情報の検索で1日500MB〜1GBは使います。7日間なら7〜10GBが目安です。
アメリカ本土(都市観光)
ニューヨーク・ロサンゼルスなどの都市観光では、乗り換え案内・レストラン検索・SNS投稿で1日1〜2GB使うことも。アメリカ旅行のeSIM完全ガイドも参考にどうぞ。
eSIMとローカルSIMカード、どちらを選ぶべき?
短期旅行(2週間以内)ならeSIMが圧倒的に便利です。空港でSIMカードを探して並ぶ必要がなく、出発前に設定を完了できます。ローカルSIMは現地で購入すれば安い場合もありますが、言語の壁・SIMカードの差し替え・日本の番号が使えなくなる問題があります。
eSIMのメリット・デメリット
メリット
- 出発前に設定完了、到着直後から使える
- 日本の電話番号(SIM)をそのまま維持できる(デュアルSIM)
- SIMカードの紛失リスクなし
- 複数の国を旅行する場合も1枚で対応できる場合がある
デメリット
- eSIM対応スマートフォンが必要
- 初回設定に慣れが必要(ただし一度やれば簡単)
- 現地の激安SIMと比べると割高になることも
ローカルSIMのメリット・デメリット
メリット
- 現地の通信会社と直接契約するため最安値になることも
- 長期滞在(1ヶ月以上)には向いている場合がある
デメリット
- 現地空港・コンビニで購入する手間
- 日本のSIMを抜く必要がある(日本の番号が使えなくなる)
- 国によっては身分証明書の登録が必要
- 言語の壁がある場合も
eSIM対応スマートフォンの確認方法は?
eSIMを使うには、eSIM対応のスマートフォンが必要です。2026年現在、iPhone XS以降のiPhoneはほぼすべてeSIM対応。AndroidはSamsungのGalaxy S・Zシリーズ、Google Pixel 3以降、その他多くのミッドレンジ機種でも対応が進んでいます。
主要機種のeSIM対応状況(2026年版)
| メーカー | 対応機種の目安 |
|---|---|
| Apple iPhone | XS以降(2018年〜)ほぼ全機種 |
| Samsung Galaxy | S20以降、Z Flip/Fold全機種 |
| Google Pixel | 3以降(一部除く) |
| SHARP AQUOS | sense7以降(一部機種) |
| Sony Xperia | 10 IV以降(一部機種) |
詳しい機種別の確認はeSIM対応機種ガイドをご覧ください。
注意点:SIMロックがかかっている端末はeSIMが使えない場合があります。2021年10月以降に日本で販売されたスマートフォンは原則SIMフリーですが、それ以前の機種はキャリアへSIMロック解除を申請する必要があります。
eSIMの設定方法:出発前にやること
eSIMの設定は、QRコードを読み込むだけで完了します。難しい操作は不要で、スマートフォンの設定画面から数ステップで完了します。初めてeSIMを使う方はeSIM設定ガイドも参照してください。
iPhone(iOS)の設定手順
- タビシムでeSIMプランを購入し、QRコードを受け取る
- 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ
- QRコードをカメラで読み取る
- 「続ける」→「eSIMをアクティベート」でインストール完了
- 渡航先では「モバイル通信」からeSIMを有効にする
Android(Google Pixel / Samsung Galaxy)の設定手順
- タビシムでeSIMプランを購入し、QRコードを受け取る
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」
- QRコードをスキャン
- 案内に従って設定完了
設定のベストタイミング
- 出発の1〜3日前に設定しておくのがおすすめ
- 空港の出発ロビーや機内でも設定できますが、WiFi環境が必要
- eSIMのアクティベーション(有効化)は現地到着後でも可能なプランが多い
夏休みのeSIM、いつ購入・設定するのがベスト?
出発の2〜3日前までに購入・設定を完了させるのが理想です。直前すぎると焦ってしまいますし、QRコードの受け取りや設定に想定外の時間がかかる場合もあります。eSIMはデジタルデータなので、購入後すぐにQRコードがメールで届き、いつでも設定できます。
購入〜出発までのチェックリスト
- eSIM対応スマートフォンか確認
- SIMロック解除済みか確認
- 渡航先と旅行日数に合ったプランを選ぶ
- タビシムでeSIMを購入・QRコード受け取り
- 出発2〜3日前にeSIMをインストール
- 現地到着後にeSIMを有効化(データ通信をON)
海外でeSIMを使うときの注意点は?
eSIMは非常に便利ですが、いくつかの落とし穴を知っておくと安心です。特に「データローミングのON/OFF」と「デュアルSIMの設定」は、多くの初心者がつまずくポイントです。
よくある失敗とその対処法
失敗①:現地でネットが繋がらない → 「データローミング」がOFFになっている可能性大。設定→モバイル通信→eSIMのデータローミングをONに。
失敗②:日本のSIMで通信されてしまっている → デフォルトのSIMが日本のキャリアになっている場合、eSIMに切り替える設定が必要。「モバイルデータ通信」をeSIM側に設定する。
失敗③:データを使い切ってしまった → タビシムのeSIMはデータ使い切り後に追加購入が可能なプランもあります。旅行中に残量を確認しながら使いましょう。
失敗④:機内モードにしたらeSIMが消えた? → eSIMのプロファイルは消えません。機内モード解除後に再度eSIMを有効にすれば大丈夫です。
夏休みの海外旅行、eSIMと一緒に準備すべきこと
通信環境を整えるだけでなく、夏休みの海外旅行では以下の準備も忘れずに。特にお盆シーズンはお盆の海外旅行ネット環境ガイドも参考になります。
オフライン地図のダウンロード
Google マップは事前にオフラインエリアをダウンロードしておくと、通信量の節約になります。出発前にWiFi環境でダウンロードしておきましょう。
翻訳アプリのオフライン言語パック
Google翻訳などの翻訳アプリも、対象言語のオフラインパックを事前にダウンロードしておくと、通信なしで使えます。
モバイルバッテリーの準備
海外では充電環境が限られる場合も。容量10,000mAh以上のモバイルバッテリーがあると安心です(航空機持ち込みルールを必ず確認)。
FAQ
夏休みの海外旅行でeSIMはどの国で使えますか?
タビシムのeSIMは200以上の国と地域に対応しています。ハワイ、グアム、韓国、台湾、タイ、バリ、ヨーロッパ各国、アメリカ本土など、日本人に人気の渡航先はほぼカバーしています。渡航先のeSIMページから対応状況と料金を確認してください。
eSIMを使うにはどんなスマートフォンが必要ですか?
iPhone XS以降、Samsung Galaxy S20以降、Google Pixel 3以降など、2018年以降に発売された主要なスマートフォンの多くがeSIM対応です。また、SIMロックが解除されている必要があります。詳細はeSIM対応機種ガイドでご確認ください。
eSIMを設定するのに技術的な知識は必要ですか?
必要ありません。QRコードをスマートフォンのカメラで読み取るだけで設定が完了します。所要時間は5〜10分程度です。初めての方はeSIM設定ガイドを参考にすると安心です。
日本の電話番号はeSIMを使っている間も使えますか?
はい、使えます。eSIMは日本のSIMカードとは別に動作するため、デュアルSIMとして機能します。日本の番号でLINEの着信を受けたり、SMSを受信したりしながら、eSIMでデータ通信を行うことができます。
データを使い切ったらどうなりますか?
プランによって異なりますが、多くの場合はデータ通信が停止するか低速になります。追加データの購入が可能なプランもあります。旅行の長さや使用量に余裕を持ったプランを選ぶか、データ通信量の目安を参考に必要量を見積もっておきましょう。
ahamoを使っているのですが、eSIMと比べてどちらがいいですか?
14日以内の旅行でデータ使用量が20GB以内に収まるなら、ahamoの海外データ通信(無料)が便利です。ただし、15日を超える旅行・大量データ使用・ahamo以外のキャリアをお使いの方には、eSIMのほうが柔軟で経済的な選択肢です。
複数の国を旅行する場合、国ごとにeSIMを買い直す必要がありますか?
渡航先によって異なります。タビシムではヨーロッパ広域プランやアジア広域プランなど、複数国をまとめてカバーするプランも提供しています。周遊旅行の場合は、広域プランを選ぶと手間が省けます。
eSIMは現地到着後に設定してもいいですか?
eSIMのインストール自体はWiFi環境が必要なため、出発前に設定しておくことをおすすめします。ただし、アクティベーション(有効化)は現地到着後でも問題ありません。空港のWiFiを使って設定することも可能ですが、余裕を持って出発前に済ませておくのがベストです。
まとめ:夏休みの海外旅行はeSIMで通信費を賢く節約しよう
夏休みの海外旅行は、航空券・ホテル・食事と出費が重なりがちです。通信費はeSIMを活用することで、キャリアのローミングと比べて大幅に節約できます。
- キャリアローミングは手軽だが、7日間で¥6,860〜¥20,000超になることも
- ahamoユーザーは14日以内・20GB以内の旅行なら追加費用ゼロで使える
- eSIMは出発前に設定完了、到着直後から使えて日本の番号も維持できる
- 設定はQRコードを読み取るだけ、5〜10分で完了
eSIMを初めて使う方向けの完全ガイドも参考にしながら、今年の夏休みはスマートに通信環境を整えて、旅行を思い切り楽しんでください。
また、9月の連休旅行を検討中の方はシルバーウィーク2026のeSIM完全ガイドも合わせてご覧ください。






