2026年シルバーウィークは11年ぶりの5連休——海外旅行のチャンス
2026年の9月連休は9月19日(土)から23日(水・祝)までの5日間。敬老の日と秋分の日が絶妙に重なり、国土交通省観光庁の統計でも大型連休直前には出国者数が急増する傾向が確認されています。前回の5連休シルバーウィークは2015年で、実に11年ぶりの特別なタイミングです。
短距離の韓国・台湾・タイはもちろん、少し足を伸ばしてシンガポールやベトナムを選ぶ方も増えています。そして旅行先が決まった後に意外と後回しにされるのが「現地でのデータ通信手段」です。空港でSIMカードを買う列に並んだり、キャリアの高額ローミングを何も考えずに使ったりするのはもったいない。
この記事では、9月連休に海外旅行を計画している方に向けて、通信手段の選び方とeSIMの具体的な準備方法を徹底解説します。
9月連休の海外旅行、通信手段はどう選ぶ?
9月連休の海外旅行で使える通信手段は大きく4つです。それぞれにメリット・デメリットがあり、旅行先・日数・データ使用量によって最適解が変わります。簡単に整理すると、「短期間・少量データなら国内キャリアのローミング」「5日間フルに使うならeSIMか現地SIM」が基本的な判断軸になります。
① 国内キャリアの海外ローミング
- ドコモ: 海外1DAYパス 980円/24時間(対象国限定、月額プランによる)
- au: 海外ダブル定額 最大2,980円/日
- ソフトバンク: 海外パケットし放題 最大2,980円/日
- 楽天モバイル: 2GB/日 無料(対象国のみ)
5日間フルに使うと、ドコモで最大4,900円、auやソフトバンクで最大14,900円。これは決して安くありません。
② ahamo・povo・LINEMOの海外利用
ahamoは海外82カ国・地域でデータ通信が20GBまで追加料金なしで使えます。15日以内の旅行なら魅力的な選択肢ですが、5日間のシルバーウィーク旅行では20GBをフルに使い切ることはほぼないため、ahamo契約者には有力な選択肢です。ただし、ahamo以外のキャリアを使っている方や、20GBを超える使い方をしたい方にはeSIMが最適です。
③ WiFiルーターレンタル
1日300〜1,500円程度。5日間で1,500〜7,500円の費用に加え、空港での受け取り・返却の手間、充電管理、紛失リスクがあります。複数人でシェアできる点はメリットですが、個人旅行ではeSIMの方がシンプルです。
④ 現地対応eSIM(タビシムなど)
出発前にオンラインで購入・設定完了。到着直後からネット接続できます。日本のSIMカードはそのまま残るため、日本の電話番号でLINEや着信も問題なし。5日間の旅行に必要なデータ量だけ購入できるのが大きなメリットです。
海外ローミングとeSIM、実際いくら違う?
5日間のシルバーウィーク旅行を想定した場合の料金を比較します。ドコモの海外1DAYパスを基準に、主要キャリアとeSIMの差額を見てみましょう。
| 通信手段 | 5日間の目安料金 | データ容量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ 海外1DAYパス | 約¥4,900 | 無制限(速度制限あり) | 対象国・プランによる |
| au 海外ダブル定額 | 最大¥14,900 | 無制限(速度制限あり) | 超過後128kbps |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 最大¥14,900 | 無制限(速度制限あり) | 超過後128kbps |
| ahamo | ¥0(月額内) | 20GB(15日以内) | ahamo契約者限定 |
| WiFiルーターレンタル | ¥1,500〜¥7,500 | プランによる | 受取・返却の手間あり |
| タビシム eSIM(韓国5日間) | ¥890〜 | プランによる | 出発前設定完了 |
| タビシム eSIM(台湾5日間) | ¥890〜 | プランによる | 出発前設定完了 |
| タビシム eSIM(タイ5日間) | ¥980〜 | プランによる | 出発前設定完了 |
※2026年8月時点の参考価格。料金は変動する場合があります。
正直なところ、ahamoユーザーで5日間以内の旅行なら、追加費用なしで20GBを使えるahamoが最もコストパフォーマンスが高いです。一方で、ドコモ・au・ソフトバンクの通常プランを使っている方には、eSIMが圧倒的にコスト面で有利です。
詳しい比較は海外ローミングとeSIMの徹底比較ガイドも参考にしてください。
9月連休の人気渡航先別eSIMガイド
シルバーウィークに人気の短距離渡航先ごとに、eSIMの選び方と注意点を解説します。渡航先別の電波環境や現地SIM事情も踏まえた実用的な情報をまとめました。
韓国(ソウル・釜山)
韓国は日本から最短約1時間30分で到着できる最人気渡航先のひとつ。韓国向けeSIMは選択肢が豊富で、5日間3GBから大容量まで幅広いプランが揃っています。
韓国旅行でのデータ使用量の目安:
- 地図・ナビ: 1日あたり約200〜500MB
- SNS投稿(写真・動画): 1日あたり約300〜600MB
- 翻訳アプリ・検索: 1日あたり約100〜200MB
- 5日間の合計目安: 3〜6GB程度
韓国は4G LTE・5Gともに整備が進んでおり、ソウル市内・釜山市内はほぼどこでも快適に使えます。地下鉄内でも通信品質は良好です。
注意点: 韓国のeSIMは「データ専用」が基本のため、現地の電話番号は付与されません。現地での通話が必要な場合はLINEやKakaoTalkなどのアプリを活用しましょう。
台湾(台北・高雄)
台湾も日本からのアクセスが良く、シルバーウィークの弾丸旅行先として人気です。台湾向けeSIMは現地の主要ネットワークに対応しており、台北市内はもちろん、九份や台南などの観光地でも安定した接続が期待できます。
台湾旅行の特徴:
- 夜市でのキャッシュレス決済(QRコード決済)にもデータ通信が必要
- MRT(地下鉄)内でも電波良好
- 5日間の目安データ量: 3〜5GB
タイ(バンコク・プーケット)
タイはシルバーウィークに東南アジアを選ぶ方に人気。タイ向けeSIMはバンコク市内では4G LTEが安定していますが、離島(サムイ島・タオ島など)では電波が弱いエリアもあります。
タイ旅行の注意点:
- プーケットやコ・サムイなどのリゾートエリアでは電波が限られる場合がある
- バンコク市内・BTSスカイトレイン沿線は通信環境良好
- 5日間の目安データ量: 3〜5GB(動画視聴を含む場合は5〜8GB)
シンガポール
シンガポールは5日間で観光を詰め込みやすいコンパクトな都市国家。シンガポール向けeSIMは市内全域で5G・4G LTEが安定しており、通信品質の心配がほぼ不要です。
シンガポール旅行のポイント:
- Grab(配車アプリ)の利用にデータ通信が必須
- マリーナベイサンズ周辺・チャンギ空港内も通信良好
- 5日間の目安データ量: 3〜5GB
ベトナム(ハノイ・ホーチミン)
ベトナムは物価が安く、5日間でも満足度の高い旅行ができます。ベトナム向けeSIMは主要都市では4G LTEが使えますが、地方・農村部では電波が不安定なこともあります。
ベトナム旅行の注意点:
- ホーチミン・ハノイ市内は通信環境良好
- 観光地(ハロン湾・ホイアンなど)では電波が弱いエリアあり
- 5日間の目安データ量: 3〜5GB
eSIMって何?初めての方向けに3分で解説
eSIMとは、スマートフォンに内蔵された小さなチップに通信プロファイルをダウンロードして使う仕組みです。物理的なSIMカードを入れ替える必要がなく、QRコードをスキャンするだけで設定が完了します。eSIMとは何か?基礎から解説のページでより詳しく説明していますが、ここでは旅行者が知っておくべきポイントを簡単にまとめます。
eSIMのメリット:
- 出発前にオンラインで購入・設定完了
- 到着直後から自動接続(空港でSIMを買う必要なし)
- 日本のSIM(電話番号)はそのまま維持
- 紛失・盗難リスクがない
- 複数の国のeSIMをあらかじめ設定しておける
eSIMのデメリット:
- eSIM対応スマートフォンが必要
- データ専用(音声通話・SMSは基本的に非対応)
- 一度インストールしたeSIMの移し替えは機種によって制限あり
GSMA(世界の通信業界団体)の報告によると、2025年時点でeSIM対応デバイスは全世界で50億台を超えており、iPhone XS以降・Galaxy S20以降・Pixel 3a以降など、現在市場に流通している主要スマートフォンの大半がeSIMに対応しています。
自分のスマホはeSIM対応?確認方法
eSIMを使うには、まず自分のスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認する必要があります。設定画面から1分以内に確認できるので、旅行の準備を始める前にチェックしておきましょう。
iPhoneの確認方法:
- 「設定」→「一般」→「情報」を開く
- 「利用可能なeSIM」の項目があればeSIM対応
Androidの確認方法:
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
- 「SIMを追加」または「eSIMを追加」の選択肢があれば対応
主要機種のeSIM対応状況:
| メーカー | 対応モデル例 |
|---|---|
| iPhone | iPhone XS以降(XR、11、12、13、14、15、16シリーズ) |
| Galaxy | S20以降、Z Fold・Z Flip全シリーズ |
| Google Pixel | Pixel 3a以降(Pixel 8、9シリーズ) |
| AQUOS | AQUOS R7以降(一部機種) |
| Xperia | Xperia 10 IV以降(一部機種) |
※SIMロックがかかっている場合はeSIMが使えないことがあります。ドコモ・au・ソフトバンクは2021年10月以降に購入した端末は原則SIMロック解除済みですが、それ以前の機種は要確認です。
詳しい対応機種一覧はeSIM対応機種ガイドをご確認ください。
タビシムeSIMの設定はどうやるの?
タビシムのeSIM設定は、QRコードをスキャンするだけで完了します。難しい操作は一切不要で、スマートフォンの操作に慣れていない方でも安心して設定できます。eSIM設定ガイドに詳しい手順がありますが、基本的な流れは以下のとおりです。
設定の流れ(所要時間:約5分):
- タビシム公式サイトで渡航先・日数・データ量を選んで購入
- 購入後にメールでQRコードが届く
- スマートフォンの設定画面でQRコードをスキャン
- eSIMのダウンロード完了(Wi-Fi環境で行うこと)
- 渡航先に到着後、自動的にeSIMに切り替わる
設定のコツ:
- QRコードのスキャンは日本国内(出発前)に済ませておく
- 機内モードをオフにした後、eSIMが有効になっているか確認
- データローミングの設定をオンにするのを忘れずに
9月連休のeSIM、いつ買えばいい?
シルバーウィーク直前は旅行者が集中するため、余裕を持って準備するのが鉄則です。eSIMはオンラインで24時間いつでも購入・設定できますが、出発の2〜3日前には手配を完了させておくのが理想です。
おすすめのタイムライン:
| タイミング | やること |
|---|---|
| 旅行1〜2週間前 | 渡航先・日数・データ量を決めてeSIMを購入 |
| 出発3〜5日前 | QRコードをスキャンしてeSIMをインストール |
| 出発前日 | eSIMの設定確認、データローミングONの確認 |
| 出発当日(機内) | 機内モードON(日本SIMの通話料がかからないよう) |
| 現地到着後 | 機内モードOFF → eSIMで自動接続 |
シルバーウィーク期間中はサポートへの問い合わせが増える場合があります。設定で迷ったときにすぐ対応してもらえるよう、前日ではなく数日前に設定を済ませておくのが安心です。
5日間の旅行、データ容量はどれくらい必要?
旅行中のデータ使用量は、使い方によって大きく変わります。9月連休の5日間旅行を想定した場合、一般的な使い方では3〜5GBあれば十分ですが、動画をよく見る方や複数人でホットスポットを共有する場合は大容量プランを選びましょう。
海外旅行のデータ通信量目安ガイドでも詳しく解説していますが、目安は以下のとおりです。
5日間の用途別データ使用量目安:
| 使い方 | 1日あたり | 5日間合計 |
|---|---|---|
| 地図・ナビ(Googleマップ) | 200〜500MB | 1〜2.5GB |
| SNS閲覧・投稿(写真中心) | 300〜600MB | 1.5〜3GB |
| 動画視聴(YouTube・Netflix) | 500MB〜2GB | 2.5〜10GB |
| 翻訳・検索・メール | 100〜200MB | 0.5〜1GB |
| LINEビデオ通話(30分/日) | 約200MB | 約1GB |
おすすめの容量選択:
- 地図・SNS中心の観光旅行: 3〜5GB
- 動画もよく見る・テレワーク併用: 7〜10GB
- 複数人でテザリング共有: 10GB以上
「使い切れなかったらもったいない」と思う方もいますが、eSIMは旅行中にデータが足りなくなると困るため、少し多めに選んでおくのが正解です。容量が余っても、次の旅行まで使えるプランもあります。
シルバーウィーク海外旅行の通信準備チェックリスト
出発前に確認しておきたいポイントをまとめました。春休み・GW海外旅行の準備チェックリストと共通する部分も多いですが、シルバーウィーク特有の注意点も含めています。
出発1週間前まで:
- スマートフォンのeSIM対応確認
- SIMロック解除の確認(2021年9月以前購入の端末)
- 渡航先のeSIMプランを購入・QRコードをインストール
- 日本のキャリアの海外ローミング設定を確認(誤課金防止)
出発前日まで:
- eSIMの設定確認(「モバイル通信」→eSIMがオンになっているか)
- データローミングをオンに設定
- 重要なアプリ(地図・翻訳・ホテル予約)をオフライン対応に設定
- 緊急連絡先・ホテル情報をスクリーンショット保存
現地到着後:
- 機内モードをオフにする
- eSIMで通信できているか確認(ブラウザでサイトを開いてみる)
- 日本のSIMの通話・SMSが着信できるか確認
FAQ
シルバーウィークの韓国旅行、eSIMとWiFiルーターどっちがいい?
5日間の個人旅行であればeSIMの方がおすすめです。WiFiルーターは複数人でシェアできるメリットがありますが、充電管理・返却の手間・紛失リスクがあります。eSIMはスマートフォンに直接設定するため荷物が増えず、到着直後から自動で接続されます。家族旅行でも全員がeSIM対応スマートフォンを持っていれば、それぞれにeSIMを設定する方が快適です。
9月連休のeSIMはいつ購入・設定すればいい?
出発の1週間前〜3日前を目安に購入・設定を完了させておくのが理想です。eSIMはオンラインで24時間購入できますが、シルバーウィーク直前はサポートへの問い合わせが集中することがあります。余裕を持って設定を済ませ、出発前日に動作確認をしておくと安心です。
eSIMを使っていても日本の電話番号は使える?
はい、使えます。eSIMはデータ通信専用のプロファイルを追加する仕組みなので、もともとの日本のSIM(電話番号)はそのまま残ります。ただし、現地でeSIMのデータ通信を使いながら日本のSIMで着信する場合、日本のキャリアの海外着信料がかかることがあるため、着信は基本的にLINEやWhatsAppなどのアプリで受けるのがおすすめです。
シルバーウィーク中にデータが足りなくなったらどうすればいい?
旅行中にデータが不足した場合は、追加データを購入できるeSIMプロバイダーを選んでおくのが安心です。また、ホテルのWi-Fiを活用して動画視聴などの大容量通信はWi-Fi接続時に行うと、eSIMのデータ消費を抑えられます。出発前に少し多めのプランを選んでおくのが最もシンプルな対策です。
eSIM非対応のスマートフォンはどうすればいい?
eSIM非対応の端末の場合は、現地SIMカードまたはWiFiルーターレンタルが選択肢になります。ただし、現地SIMは空港の売り場で購入する必要があり、シルバーウィーク期間中は混雑が予想されます。WiFiルーターレンタルは事前予約で空港受け取りができるため、非対応端末の方はWiFiルーターが現実的な選択肢です。なお、機種変更を検討中の方は、eSIM対応端末への乗り換えを旅行前に済ませておくと、今後の海外旅行が格段に便利になります。
ahamoユーザーはeSIMを買う必要がある?
ahamoは海外82カ国・地域で月間20GBまで追加料金なしでデータ通信が使えます(15日以内の旅行に限る)。シルバーウィークの5日間旅行であれば、ahamoユーザーは基本的にeSIMを追加購入する必要はありません。ただし、20GBを超える使い方をする場合や、15日を超える長期旅行の場合はeSIMの追加が有効です。ahamo以外のキャリアを使っている方には、eSIMが大幅なコスト削減につながります。
複数の国を周遊する場合、eSIMはどうすればいい?
複数国を周遊する場合は、「アジア周遊プラン」など複数国対応のeSIMを選ぶのがおすすめです。韓国→台湾、タイ→シンガポールのような周遊旅行なら、1枚のeSIMで複数国をカバーできるプランが便利です。国ごとに別々のeSIMを設定することもできますが、切り替えの手間を考えると周遊プランの方がシンプルです。
eSIMの設定が難しそうで不安。初心者でもできる?
eSIMの設定はQRコードをスキャンするだけで完了します。所要時間は約5分で、スマートフォンの基本操作ができれば問題ありません。タビシムは日本語サポートに対応しているため、設定で迷ったときでも日本語でサポートを受けられます。eSIM設定ガイドに画像付きの手順も掲載していますので、初めての方はぜひ参考にしてください。
まとめ:シルバーウィーク海外旅行の通信準備は早めに
11年ぶりの5連休となる2026年のシルバーウィーク。韓国・台湾・タイ・シンガポールなど短距離渡航先への旅行を計画している方は、通信手段の準備を早めに済ませておきましょう。
キャリアの海外ローミングは手軽ですが、5日間では相応のコストがかかります。ahamoユーザーは追加費用なしで対応できますが、それ以外のキャリアを使っている方にはeSIMが費用・利便性の両面で優れた選択肢です。
eSIMは出発前にオンラインで購入・設定完了。到着直後から自動でネット接続されるため、空港でSIMカードを探す必要もありません。日本の電話番号もそのまま使えるので、家族への連絡も安心です。
夏休み海外旅行のeSIM完全ガイドやGW海外旅行のeSIM料金比較も参考に、9月連休の旅行準備をしっかり整えて、充実したシルバーウィークをお過ごしください。






