CMHKとはどんなキャリアなの?
CMHK(China Mobile Hong Kong、中国移動香港)は、香港の主要な通信キャリアのひとつです。中国本土最大の通信グループ「中国移動(China Mobile)」の香港子会社として設立され、2026年現在、香港全域で5G/4G LTEネットワークを提供しています。GSMA Intelligenceのデータによると、CMHKは香港市場でシェア上位に位置するキャリアのひとつであり、特に中国本土との越境通信に強みを持っています。
香港の通信市場は競争が激しく、主要キャリアとしてはCMHK、3HK(Three Hong Kong)、CSL(HKT)、SmarToneなどが並立しています。このうちCMHKは、中国本土とのローミング連携が充実している点で日本人旅行者にとっても注目に値するキャリアです。
CMHK eSIMの主なプランと料金は?
CMHKのeSIMプランは、旅行者向けのデータ専用プランから、香港居住者向けの長期プランまで幅広く展開されています。2026年時点での代表的な旅行者向けプランは以下の通りです。
なお、料金は公式サイト掲載価格を参考にしており、為替レートや時期によって変動します。最新情報はCMHK公式サイトでご確認ください(2026年9月時点)。
香港ローカルデータプラン(旅行者向け)
| プラン | データ容量 | 有効期限 | 料金(目安) |
|---|---|---|---|
| 短期トラベルプラン | 3GB | 5日間 | 約HK$48(¥900前後) |
| 短期トラベルプラン | 8GB | 8日間 | 約HK$88(¥1,650前後) |
| 短期トラベルプラン | 15GB | 15日間 | 約HK$128(¥2,400前後) |
| 香港+中国本土プラン | 10GB(香港5GB+中国5GB) | 10日間 | 約HK$138(¥2,600前後) |
※HK$1≒¥18.8(2026年9月時点の参考レート)。実際の円換算額は変動します。
香港+中国本土の越境プランが便利
CMHKの最大の特徴は、香港と中国本土のデータをひとつのプランでカバーできる越境プランの存在です。深センや広州に足を伸ばす予定がある旅行者には特に有用です。中国本土ではVPN規制があるため、Google・LINE・Instagram等のサービスが使えない点には注意が必要ですが、CMHKの香港SIM/eSIMで中国本土のデータ通信を利用する場合も同様に制限されます。
CMHK eSIMはどうやって設定するの?
CMHK eSIMの設定は、QRコードをスキャンするだけで完了します。日本出発前に購入・インストールしておけば、香港到着と同時にネットワークに接続されます。手順は以下の通りです。
iPhone(iOS 16以降)の場合
- 設定 → モバイル通信 → eSIMを追加 をタップ
- 購入後に受け取ったQRコードをカメラでスキャン
- 「モバイル通信プランを追加」の確認画面で 続ける をタップ
- eSIMのラベル名を設定(例:「香港CMHK」)
- デフォルト回線の設定を確認して完了
iPhoneは機種によってeSIM対応状況が異なります。iPhone XS以降はeSIM対応ですが、日本国内で購入したiPhone 14以前の一部機種はSIMロック解除が必要な場合があります。詳しくはeSIM対応機種の確認方法をご参照ください。
Android(Samsung Galaxy / Google Pixel等)の場合
- 設定 → 接続 → SIMカードマネージャー → モバイルプランを追加 をタップ(機種によってメニュー名が異なります)
- QRコードをスキャン
- 画面の指示に従ってeSIMをアクティベーション
- データ通信に使う回線としてCMHK eSIMを選択して完了
eSIMの設定手順全般については、eSIM設定ガイドで機種別に詳しく解説しています。初めてeSIMを使う方はあわせてご確認ください。
アクティベーションのタイミングはいつがいい?
QRコードのスキャン(インストール)は日本にいる間に済ませておくのがおすすめです。ただし、多くのプランは**初回接続時(香港のネットワークに繋がった瞬間)**から有効期限がカウントされます。日本でインストールだけして、香港到着後にデータ通信をオンにするという手順が最もスマートです。
CMHK eSIMは日本のキャリアローミングと比べてどうなの?
正直なところ、CMHKのeSIMと日本の大手キャリアのローミングを比べると、料金面では大きな差があります。以下に主な選択肢を比較してみます。
香港旅行の通信手段:料金比較表
| 通信手段 | 料金の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドコモ 海外1dayパケ | 980円/日(対象国) | 設定不要、日本の番号そのまま |
| au 海外データ定額 | 980円/日(対象国) | 設定不要、日本の番号そのまま |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 最大2,980円/日 | 設定不要、日本の番号そのまま |
| ahamo 海外データ通信 | 追加料金なし(20GB、15日間) | ahamo契約者のみ、超過後は低速 |
| CMHK eSIM(8GB/8日) | 約¥1,650 | 現地速度、QR設定のみ |
| タビシム 香港eSIM | プランにより異なる | 日本語サポート、円決済 |
| WiFiルーターレンタル | 300〜1,500円/日+手数料 | 複数人で共有可、バッテリー管理が必要 |
7日間の香港旅行でドコモの海外1dayパケを使うと、980円×7日=6,860円。一方、CMHK eSIM(8GB/8日プラン)なら約¥1,650で済む計算です。データ消費量が多い旅行者ほど、eSIMのコストメリットは大きくなります。
ahamoユーザーはどう考えるべき?
ahamoの海外データ通信(20GB/15日間、追加料金なし)は、香港旅行においても非常に魅力的な選択肢です。ただし、以下の点には注意が必要です。
- 15日を超える滞在では速度制限がかかる
- 20GBを超えた場合は低速(最大128kbps)に切り替わる
- ahamo以外のキャリア(ドコモ本契約・au・ソフトバンク等)を使っている方には関係ない
- 通話が必要な場合は別途対応が必要
ahamoユーザーで7〜14日以内の香港旅行なら、追加コストなしで快適に使えます。それ以外の方には、CMHKやタビシムのeSIMが現実的な節約手段です。
CMHKと他のeSIMプロバイダーを比べると?
CMHKは香港ローカルのキャリアeSIMですが、旅行者向けのeSIMプロバイダーも多数あります。それぞれの特徴を整理します。
主要eSIMプロバイダーとCMHKの比較
| 項目 | CMHK eSIM | タビシム | その他旅行eSIM |
|---|---|---|---|
| 購入方法 | CMHK公式サイト(英語・中国語) | tabisim.jp(日本語) | 各社アプリ・サイト |
| 決済通貨 | HK$・クレジットカード | 円(¥) | USD・EUR等 |
| 日本語サポート | なし | あり(日本語) | なし〜英語のみ |
| 中国本土対応 | 越境プランあり | プランによる | プランによる |
| 購入難易度 | やや難(英語・中国語のみ) | 簡単(日本語) | 中程度 |
| カスタマーサポート | 英語・中国語 | 日本語 | 英語 |
CMHKの直接購入は、英語や広東語に慣れている方には問題ありませんが、日本語のみで完結させたい方にはハードルがあります。日本語サポートや円決済を重視するなら、タビシムのような日本向けeSIMサービスを選ぶのが現実的です。
正直に言うと、CMHKの越境プランは香港+深センを両方カバーしたい場合に独自の強みがあります。純粋に香港だけを旅行するなら、日本語で購入・設定できるeSIMプロバイダーの方が使いやすいケースも多いです。
香港でeSIMを使う際の注意点は?
香港はeSIMの普及が進んでいる地域ですが、旅行者が知っておくべき注意点がいくつかあります。
eSIM対応端末の確認
まず、自分のスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認してください。iPhone XS以降、Google Pixel 3以降、Samsung Galaxy S20以降など、多くの主要機種がeSIMに対応しています。ただし、日本で購入した格安スマートフォンや古い機種はeSIM非対応の場合があります。
eSIM対応機種の一覧はeSIM対応機種ガイドで確認できます。
デュアルSIMの活用
eSIMの最大のメリットのひとつが、日本の物理SIMをそのまま挿したままeSIMを追加できる点です。日本の電話番号を維持しつつ、香港のデータ通信はeSIMで行うという使い方が可能です。LINEやWhatsAppでの連絡はもちろん、緊急時に日本へ電話することもできます。
データ容量の見積もり方
香港は観光スポットが集中しており、GoogleマップやInstagramを多用する旅行者が多いです。一般的な目安として:
- 軽い使い方(地図・検索・SNS閲覧):1日あたり約300〜500MB
- 普通の使い方(動画視聴・写真アップロード含む):1日あたり約1〜2GB
- ヘビーユーザー(テザリング・動画配信):1日あたり2GB以上
5日間の香港旅行なら、3〜5GBプランが多くの旅行者に適しています。データ容量の選び方についてはeSIMデータ容量の選び方も参考にしてください。
香港でのVPN・アプリ規制
香港は現在も(2026年時点)、中国本土とは異なりインターネット規制が基本的にありません。Google、YouTube、Instagram、LINE、WhatsApp等のサービスは香港では通常通り使えます。ただし、中国本土に入国した場合はVPN規制が適用されるため、CMHKの越境プランを使っていても中国本土ではこれらのサービスが制限される点に注意してください。
香港旅行でeSIMを最大限活用するには?
香港は「東洋の真珠」とも呼ばれる国際都市で、通信インフラは非常に発達しています。香港政府統計処のデータによると、香港の4G人口カバレッジはほぼ100%に達しており、5Gサービスも主要エリアで展開済みです。地下鉄(MTR)の車内や海底トンネル内でも快適にデータ通信ができる環境です。
香港eSIM活用のポイント
出発前にやること:
- スマートフォンのeSIM対応を確認
- eSIMを購入・QRコードをスキャン(インストール)
- 日本のSIMカードを抜かずにeSIMを追加設定
- データ通信のデフォルト回線をeSIMに変更
香港到着後:
- 機内モードをオフにしてCMHK(またはeSIMプロバイダーの)ネットワークに接続
- 接続確認後、GoogleマップやLINEを起動してテスト
- データ使用量をこまめにチェック
海外旅行でeSIMを初めて使う完全ガイドでは、購入から設定、現地での使い方まで詳しく解説しています。初めてeSIMを使う方は事前に読んでおくと安心です。
タビシムの香港eSIMはCMHKと何が違うの?
タビシム(tabisim.jp)でも香港向けeSIMプランを提供しています。CMHKの直接購入と比べた際の主な違いは次の通りです。
タビシムを選ぶメリット:
- 日本語で完結:購入・設定・サポートすべて日本語対応
- 円(¥)決済:外貨換算の手間なし
- シンプルな手順:QRコード1枚でアクティベーション
- 日本語カスタマーサポート:トラブル時も安心
CMHKを直接購入するメリット:
- 越境プランの選択肢が豊富:香港+中国本土の細かいプランが選べる
- ローカルキャリア直接契約:中間マージンがない場合も
香港のみを旅行する日本人旅行者には、日本語サポートのあるeSIMプロバイダーの方がストレスなく使えます。香港と深センを行き来する出張者や、中国本土を組み合わせた旅行者には、CMHKの越境プランを検討する価値があります。
香港のeSIM詳細ページでは、タビシムの最新プランと料金を確認できます。
近隣エリアとの組み合わせ旅行を考えるなら?
香港旅行と組み合わせて人気の近隣エリアとして、マカオや台湾があります。
マカオ(香港から約1時間):フェリーや高速鉄道でアクセス可能。マカオは香港とは別の通信エリアのため、香港のeSIMはマカオでは使えません(ローミング扱いとなる場合あり)。マカオ専用のeSIMが必要な場合はマカオのeSIMをご確認ください。
台湾(香港から約2時間のフライト):香港と台湾を組み合わせる旅行者も多いです。それぞれ別のeSIMが必要です。台湾のeSIMも参考にしてください。
夏休み海外旅行のeSIM完全ガイドでは、香港を含む複数の人気渡航先のeSIM情報をまとめています。
FAQ
CMHKのeSIMはどこで購入できますか?
CMHKのeSIMはCMHK公式サイト(cmhk.com)から購入できます。サイトは英語・中国語対応で、クレジットカード決済が可能です。日本語での購入・サポートを希望する場合は、タビシムのような日本向けeSIMサービスから香港用eSIMを購入する方法もあります。
CMHK eSIMは日本のスマートフォンで使えますか?
eSIM対応のスマートフォン(iPhone XS以降、Google Pixel 3以降、Samsung Galaxy S20以降など)であれば基本的に使えます。ただし、日本で購入した一部の機種はSIMロック解除が必要な場合があります。事前に端末のeSIM対応状況とSIMロック解除の有無を確認しておきましょう。
CMHKのeSIMで中国本土も使えますか?
CMHKには香港と中国本土のデータをセットにした越境プランがあります。ただし、中国本土ではGoogle・LINE・Instagram等のサービスが利用制限を受けるため、通信はできてもアプリが使えないケースがあります。VPNの使用も中国本土では制限されているため、事前に確認が必要です。
eSIMのアクティベーションはいつすればいいですか?
QRコードのスキャン(インストール)は日本出発前に済ませておくのがおすすめです。ほとんどのプランは初回接続時(現地ネットワークへの接続時)から有効期限がカウントされるため、香港到着後にデータ通信をオンにするタイミングで有効化されます。
香港でeSIMを使うのに追加の手続きは必要ですか?
香港では旅行者がeSIMを使うために特別な登録手続きや身分証明書の提示は不要です。QRコードをスキャンしてアクティベーションするだけで使い始められます。ただし、CMHKのeSIM購入時にメールアドレスや支払い情報の入力は必要です。
データを使い切ったらどうなりますか?
CMHKのeSIMプランはデータを使い切ると通信が停止するか、低速に切り替わります(プランによって異なります)。追加データが必要な場合は、同じプロバイダーのトップアップ(チャージ)機能を利用するか、新しいeSIMプランを購入する必要があります。旅行前にデータ容量を余裕を持って選んでおくのが安心です。
CMHKのeSIMは5Gに対応していますか?
はい、CMHKは香港の主要エリアで5Gサービスを提供しています。5G対応端末(iPhone 12以降、Galaxy S20以降、Pixel 5以降など)を使用していれば、対応エリアで5G通信が可能です。ただし、旅行者向けの短期プランが5G対応かどうかはプランの内容によって異なるため、購入前に確認してください。
香港でWiFiレンタルとeSIM、どちらがおすすめですか?
ひとりで旅行する場合はeSIMの方が便利です。WiFiルーターは複数人での旅行や、eSIM非対応端末を使っている場合に向いています。eSIMは端末に直接設定するため、バッテリー切れの心配がなく、返却の手間もありません。料金面でもeSIMの方がコストパフォーマンスに優れるケースが多いです。
まとめ:CMHKのeSIMは香港旅行に使える?
CMHKのeSIMは、香港ローカルの大手キャリアが提供する信頼性の高いサービスです。特に香港と中国本土を組み合わせた旅行や、現地キャリアのプランを直接購入したい方には有力な選択肢です。
一方、日本語での購入・サポートを重視する方や、シンプルに香港だけを旅行したい方には、タビシムのような日本語対応のeSIMサービスの方が使いやすいでしょう。
どちらを選ぶにせよ、日本の大手キャリアの海外ローミング(1日980円〜2,980円)と比べると、eSIMは明らかにコストパフォーマンスに優れています。7日間の旅行でローミングを使えば最大20,860円になるところ、eSIMなら数千円以内に収まります。
香港旅行を控えている方は、出発前にeSIMの設定を済ませて、到着直後からスムーズに動き始めましょう。eSIMとは何か?基本から学ぶのページも、eSIM初心者の方にはおすすめです。






