ヨーロッパ周遊旅行で最も気になるのが通信費。パリ、ローマ、バルセロナと複数の国を移動する際、キャリアのローミング料金は1日980円から2,980円と高額です。ヨーロッパ eSIMなら、EU圏内でのローミング規制により、1つのプランで複数国を自由に移動できます。
春の卒業旅行シーズンを控えて、学生の皆さんにも手が届く節約プランから、長期滞在者向けの大容量プランまで、期間別・用途別におすすめのヨーロッパ eSIMを比較していきます。
ヨーロッパのeSIMが周遊旅行に最適な理由
EU圏内ローミング規制とは
ヨーロッパでは2017年からEU圏内でのローミング料金が原則無料になりました。これにより、ヨーロッパ周遊 eSIMを1つ購入すれば、フランスで購入したプランをイタリアやスペインでも追加料金なしで使えます。
対象国は27のEU加盟国に加え、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインも含まれます。つまり、西欧の主要観光地はほぼ全てカバーされています。
日本のキャリアローミングとの料金比較
7日間のヨーロッパ周遊での料金比較:
| サービス | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| ドコモ海外定額 | ¥6,860(980円×7日) | 対象国限定 |
| au海外定額 | ¥6,860(980円×7日) | 対象国限定 |
| ソフトバンク | ¥20,860(2,980円×7日) | 無制限だが高額 |
| ahamo | 無料(20GBまで) | 15日間制限あり |
| タビシム eSIM | ¥1,290から | 期間・容量選択可 |
ahamoユーザーなら15日以内の旅行では追加料金なしで20GB使えるのは確かに魅力的。ただし、15日を超える旅行や他キャリアユーザーには、eSIMが圧倒的にお得です。
期間別おすすめヨーロッパ eSIMプラン
5日間の短期旅行プラン
おすすめ容量: 3GB〜5GB 想定利用: 地図アプリ、SNS、翻訳アプリ
春休みの短期旅行なら、1日1GBあれば十分。GoogleマップやInstagram投稿、LINE連絡程度なら3GBでも余裕があります。WiFiが使えるホテルやカフェを活用すれば、さらに節約できます。
1週間の定番プラン
おすすめ容量: 7GB〜10GB 想定利用: 動画視聴も含む一般的な使用
最も人気の期間です。観光地での写真投稿、移動中の動画視聴、レストラン検索など、日本と同じように使いたい方は10GB程度を目安にしてください。
2週間のじっくり周遊プラン
おすすめ容量: 15GB〜20GB 想定利用: 動画通話、クラウド同期も含む
2週間になると、家族との動画通話や写真のクラウド同期も必要になります。また、移動時間が長いので動画視聴も増える傾向があります。
1ヶ月の長期滞在プラン
おすすめ容量: 30GB以上 想定利用: 仕事、勉強も含む本格利用
ワーキングホリデーや語学留学なら、日本と変わらない使い方になります。オンライン会議やストリーミング配信も考慮して、余裕を持ったプランを選びましょう。
主要国での通信品質テスト結果
フランス(パリ・リヨン)
- 平均速度: 下り45Mbps、上り12Mbps
- 対応エリア: 地下鉄駅構内も良好
- 特記事項: ルーブル美術館内でも安定接続
パリの観光地では概ね良好な通信品質を確認できました。フランスのeSIMなら、メトロでの移動中も快適にナビゲーションアプリが使えます。
イタリア(ローマ・フィレンツェ・ミラノ)
- 平均速度: 下り38Mbps、上り8Mbps
- 対応エリア: バチカン市国内も利用可
- 特記事項: 古い建物内では速度低下あり
ローマの歴史的建造物内では速度が落ちることがありますが、屋外では十分な速度が出ます。イタリアのeSIMプランなら、コロッセオやウフィツィ美術館でも写真投稿がスムーズです。
スペイン(マドリード・バルセロナ・セビリア)
- 平均速度: 下り42Mbps、上り10Mbps
- 対応エリア: 高速鉄道AVE車内も良好
- 特記事項: サグラダファミリア周辺で混雑時速度低下
観光客が集中するサグラダファミリア周辺では混雑時に速度が落ちますが、全体的には安定しています。スペインのeSIMを使えば、フラメンコショーの動画もストレスなくアップロードできます。
ドイツ(ベルリン・ミュンヘン・ケルン)
- 平均速度: 下り50Mbps、上り15Mbps
- 対応エリア: 郊外の古城でも接続良好
- 特記事項: ICE(高速鉄道)内での通信も安定
ドイツは全体的に通信インフラが充実しており、ノイシュヴァンシュタイン城のような郊外の観光地でも快適に使えました。
学生向け節約プランの選び方
データ使用量を抑えるコツ
- WiFi活用: ホテル、カフェ、美術館の無料WiFiを積極利用
- オフライン地図: Google Mapsの事前ダウンロード機能を活用
- 写真同期停止: クラウド同期を一時停止して通信量節約
- 動画品質調整: YouTubeやNetflixの画質を下げる
グループ旅行での共有テクニック
友人同士の旅行なら、1人がホットスポット機能を使って他のメンバーと共有する方法もあります。ただし、バッテリー消費が激しいので、モバイルバッテリーは必須です。
eSIMの設定方法(iPhone・Android)
iPhone(iOS 12.1以降)での設定
- 購入後: QRコードをメールで受信
- 設定アプリ: 「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」
- QRコード読取: カメラでQRコードをスキャン
- プラン追加: 画面の指示に従って設定完了
- データローミング: 必ずオンにする
Android(対応機種)での設定
- 設定アプリ: 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」
- eSIM追加: 「キャリアを追加」または「+」ボタン
- QRコード: 「代わりにSIMをダウンロードしますか?」を選択
- アクティベート: QRコード読み取り後、自動設定
注意点: 設定は必ず日本で事前に行ってください。現地でのトラブルを避けるため、出発前日までに動作確認を済ませましょう。
よくある質問と対処法
データを使い切ったらどうなる?
多くのプランでは速度制限(128kbps程度)になります。完全に使えなくなるわけではありませんが、写真投稿や地図アプリは実質的に使えません。追加データの購入か、新しいプランの購入が必要です。
電話番号はどうなる?
eSIMはデータ通信専用なので、日本の電話番号はそのまま維持されます。電話を受けたい場合は、日本のSIMカードもアクティブにしておく必要があります(デュアルSIM機能)。
複数国で使えるの?
西欧エリア対応eSIMなら、EU圏内の移動は自由です。ただし、イギリスは別料金になることが多いので注意してください。
まとめ:ヨーロッパ周遊にeSIMがおすすめな理由
ヨーロッパ周遊旅行では、ヨーロッパ eSIMが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。EU圏内のローミング規制により、1つのプランで複数国を移動でき、キャリアのローミング料金と比べて大幅な節約になります。
春の卒業旅行シーズンなら、5日間3GBプランで¥1,290から利用可能。設定も事前に日本で済ませられるので、到着後すぐにSNS投稿や地図アプリが使えます。
ただし、ahamo利用者で15日以内の旅行なら、追加料金なしの20GBプランも魅力的。自分の旅行期間とキャリアプランを比較して、最適な選択肢を見つけてくださいね。






