中国のインターネット規制(Great Firewall)とeSIMへの影響
中国では「Great Firewall」と呼ばれる厳格なインターネット検閲システムにより、Google、LINE、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなど多くの海外サービスが利用できません。これは中国eSIMを使っていても同様で、現地のインターネットインフラを経由する限り、これらのサービスにはアクセスできないのです。
Great Firewallは中国政府が運営するインターネット検閲・監視システムで、1990年代後半から段階的に構築されてきました。このシステムは特定のキーワードやドメインをブロックし、VPNトラフィックの検出・遮断も行います。
規制対象となる主要サービス
完全ブロック対象:
- Google系サービス:Gmail、Googleマップ、Google翻訳、YouTube、Google Play
- SNS・メッセージアプリ:LINE、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、WhatsApp、Telegram
- 動画配信:YouTube、Netflix、Hulu、Disney+
- ニュースサイト:BBC、CNN、日本経済新聞(一部)、朝日新聞(一部)
- その他:Dropbox、OneDrive、Wikipedia(一部記事)
利用可能なサービス:
- 中国系アプリ:WeChat、Weibo、Alipay、Baidu地図
- 一部の海外サービス:Apple系サービス(App Store、iCloud)、Microsoft Office、Skype
- 日本のサービス:Yahoo! JAPAN、楽天、Amazon(.co.jp)
eSIM利用時でも規制は適用される理由
多くの旅行者が誤解しているのが、「海外のeSIMなら中国の規制を回避できる」という考えです。実際には、中国eSIMは現地のキャリア(中国移動、中国聯通、中国電信)のネットワークを利用するため、Great Firewallの影響を受けます。
たとえば、日本で購入したタビシムの中国eSIMも、現地では中国のキャリア回線を使用します。そのため、LINEやGoogleにアクセスしようとしても「接続できません」のエラーが表示されるのです。
中国旅行でLINEやGoogle、SNSが使えない具体的な影響
中国でのインターネット規制は、旅行者の日常的なスマートフォン利用に大きな影響を与えます。特に日本人旅行者にとって、LINEが使えないことは家族や友人との連絡手段を失うことを意味し、Googleマップが使えないことは現地での移動に支障をきたします。
LINEが使えないことによる影響
連絡手段の確保が困難:
- 家族・友人との連絡が取れない
- グループチャットでの旅行報告ができない
- LINE Pay(海外利用対応店舗)が使えない
- LINE通話による国際通話の節約効果が得られない
対策方法:
- WeChatをダウンロード(中国で最も普及)
- 国際電話・SMSを利用(ただし高額)
- メールでの連絡に切り替え
- VPN経由でのLINE利用(後述の注意点あり)
Googleサービスが使えないことによる影響
ナビゲーション・検索の困難:
- Googleマップ:現在地表示、ルート検索、店舗情報が利用不可
- Google翻訳:中国語の翻訳ができない
- Gmail:メールの送受信ができない
- YouTube:動画視聴、情報収集ができない
代替サービス:
- 百度地図(Baidu Maps):中国最大手の地図アプリ
- 高德地図(Amap):詳細な交通情報付き
- 有道翻訳:中国製の翻訳アプリ
- QQメール:中国で利用可能なメールサービス
SNSが使えないことによる影響
情報発信・収集の制限:
- Instagram:旅行写真の投稿・ストーリー更新ができない
- Facebook:友人との情報共有ができない
- X(旧Twitter):リアルタイム情報の収集ができない
実際に上海を訪れた旅行者の体験談では、「空港に着いてすぐLINEで『無事到着』を送ろうとしたが送信できず、家族が心配してしまった」「レストランの場所をGoogleマップで調べようとしたが開けず、道に迷ってしまった」という声が多く聞かれます。
海外でLINEが使えなくなる?eSIM使用時の注意点と対策でも詳しく解説していますが、事前の準備が重要です。
VPNの必要性と中国での合法性・リスクについて
VPN(Virtual Private Network)は中国のインターネット規制を回避する最も一般的な方法ですが、中国でのVPN利用には法的グレーゾーンとリスクが存在します。2026年現在の状況と、旅行者が知っておくべき重要なポイントを解説します。
VPNとは何か、なぜ中国で必要なのか
VPNは、インターネット接続を暗号化し、別の国のサーバー経由でアクセスする技術です。中国でVPNを使うと、日本やアメリカのサーバーを経由してインターネットにアクセスできるため、Great Firewallの制限を回避してLINEやGoogleを利用できます。
VPNの仕組み:
- スマートフォンからVPNサーバーに暗号化接続
- VPNサーバーが代理でウェブサイトにアクセス
- 結果をスマートフォンに送り返す
- 中国政府からは、VPNサーバーとの通信のみが見える
中国でのVPN利用の法的位置づけ
政府認可VPN vs 非認可VPN:
- 政府認可VPN:中国政府が許可した企業向けVPNサービス
- 非認可VPN:海外のVPNプロバイダーが提供するサービス(ExpressVPN、NordVPN等)
旅行者のVPN利用リスク:
中国の法律では、非認可VPNの利用は技術的には違法ですが、短期旅行者が個人利用目的で使用する場合、実際に処罰された例はほとんどありません。ただし、以下のリスクは理解しておく必要があります:
- 接続の不安定性:Great FirewallがVPNトラフィックを検出・遮断する場合がある
- 速度の低下:暗号化処理により通信速度が遅くなる
- バッテリー消費:常時暗号化処理でバッテリーが早く減る
- アプリストアでの入手困難:中国のApp StoreやGoogle Play Storeでは多くのVPNアプリが削除されている
おすすめVPNサービスと設定方法
2026年に中国で比較的安定しているVPN:
| VPNサービス | 月額料金 | 中国での安定性 | 日本語対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ExpressVPN | $12.95 | ★★★★☆ | ○ | 高速、24時間サポート |
| NordVPN | $11.99 | ★★★☆☆ | ○ | 多機能、コスパ良好 |
| Surfshark | $12.95 | ★★★☆☆ | ○ | 無制限デバイス接続 |
| AtlasVPN | $10.99 | ★★☆☆☆ | △ | 安価、基本機能充実 |
VPN設定の重要なポイント:
- 出発前にダウンロード:中国到着後はVPNアプリのダウンロードが困難
- 複数のサーバー設定:日本、香港、シンガポール、アメリカのサーバーを事前設定
- プロトコルの選択:OpenVPN(TCP)が中国で最も安定
- 自動接続の無効化:バッテリー節約のため手動接続に設定
VPN利用時の注意点:
- 政治的な話題や敏感なコンテンツへのアクセスは避ける
- 公共WiFiでのVPN利用は特に慎重に
- 現地の法律や規制の変更に注意を払う
- 企業や政府関連施設近くでの利用は控える
香港・マカオ経由eSIMという選択肢のメリット・デメリット
中国本土のインターネット規制を回避する方法として、香港やマカオのキャリア回線を利用するeSIMという選択肢があります。この方法のメリット・デメリットと、実際の利用可能性について詳しく解説します。
香港・マカオ回線の特殊性
香港とマカオは「一国二制度」により、中国本土とは異なるインターネット環境を維持しています。そのため、これらの地域のキャリア回線を使用すれば、理論上はGreat Firewallの影響を受けずにLINEやGoogleを利用できます。
香港・マカオのインターネット環境:
- Great Firewallの適用外
- Google、Facebook、LINE等が通常通り利用可能
- 国際的なインターネットへの自由なアクセス
- VPN不要でのSNS利用が可能
香港・マカオ経由eSIMのメリット
1. 規制回避:
- VPN不要でLINE、Google、SNSが利用可能
- 安定した接続品質
- バッテリー消費を抑えられる
- 法的リスクがない
2. 利便性:
- 普段と同じアプリが使える
- 設定変更が不要
- 接続の安定性が高い
香港・マカオ経由eSIMのデメリット
1. ローミング料金の高額化: 香港・マカオのキャリアが中国本土でローミング提供する場合、料金が大幅に高くなります。
| 接続方式 | 7日間料金目安 | 通信速度 | 利用可能サービス |
|---|---|---|---|
| 中国本土eSIM | ¥1,200-2,000 | 4G/5G | 中国系サービスのみ |
| 香港ローミング | ¥3,000-5,000 | 3G/4G | 全サービス利用可能 |
| マカオローミング | ¥2,500-4,500 | 3G/4G | 全サービス利用可能 |
2. 通信品質の問題:
- 接続速度の低下(ローミング接続のため)
- 接続の不安定性(特に地方都市)
- データ通信量の制限が厳しい場合がある
3. 提供エリアの限定:
- 主要都市(北京、上海、深圳)での利用が中心
- 地方都市では接続できない場合がある
- 地下鉄や建物内での接続が困難
実際の利用可能性と現実的な選択
2026年現在、多くのeSIMプロバイダーは中国向けプランとして本土キャリアとの直接契約プランを提供しており、香港・マカオ経由のローミングプランは限定的です。タビシムの中国eSIMも中国本土のキャリア回線を使用するため、Great Firewallの影響を受けます。
現実的な選択肢:
- 中国本土eSIM + VPN:コスト効率が良く、最も一般的
- 香港・マカオ単独訪問:これらの地域のみ訪問する場合は香港eSIMやマカオeSIMが最適
- デュアルSIM活用:中国本土用と香港・マカオ用の2つのeSIMを使い分け
おすすめの使い分け戦略:
- 上海・北京等の主要都市:中国本土eSIM + VPN
- 香港・マカオも訪問:各地域専用eSIMを使い分け
- 長期滞在・出張:香港ローミングプランも検討
- 予算重視:中国本土eSIM + 無料VPN(接続不安定を覚悟)
eSIM選択時の重要なチェックポイント
中国旅行用eSIMを選ぶ際は、通常の海外旅行とは異なる特殊な要素を考慮する必要があります。インターネット規制の存在を前提として、最適なeSIMプランを選択するためのポイントを詳しく解説します。
対応キャリアと接続品質の確認
中国では3大キャリア(中国移動、中国聯通、中国電信)がeSIMサービスを提供しており、それぞれ特徴が異なります。どのキャリアの回線を使用するかによって、接続品質や利用可能エリアが大きく変わります。
中国3大キャリアの特徴:
| キャリア名 | シェア | 特徴 | おすすめエリア |
|---|---|---|---|
| 中国移動 | 約60% | 最大手、広域カバー | 全国、地方都市 |
| 中国聯通 | 約20% | 都市部で高速 | 北京、上海、深圳 |
| 中国電信 | 約20% | 安定した接続 | 南部地域中心 |
VPN利用を前提とした通信容量の計算
VPNを使用すると、通常のデータ通信より20-30%多くのデータ容量を消費します。また、VPN接続の不安定さを考慮して、余裕を持った容量のプランを選択することが重要です。
VPN使用時のデータ消費量目安:
| 利用用途 | 通常時 | VPN使用時 | 1日あたり目安 |
|---|---|---|---|
| LINE(テキスト) | 1MB/日 | 1.3MB/日 | 2MB |
| Google検索 | 50MB/日 | 70MB/日 | 100MB |
| Googleマップ | 100MB/日 | 130MB/日 | 200MB |
| Instagram閲覧 | 200MB/日 | 280MB/日 | 400MB |
| YouTube視聴 | 500MB/時間 | 700MB/時間 | 1GB |
推奨データ容量(7日間旅行の場合):
- ライトユーザー:3GB(LINE、Google検索中心)
- 標準ユーザー:5GB(SNS、地図アプリ利用)
- ヘビーユーザー:10GB(動画視聴、頻繁なSNS投稿)
料金比較:eSIM vs ローミング vs WiFiレンタル
中国旅行でのインターネット接続手段を総合的に比較し、コストパフォーマンスを検証します。
7日間滞在時の料金比較:
| 接続方法 | 料金 | 利用可能サービス | 設定の手間 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|
| 中国eSIM + VPN | ¥1,500 + VPN料金¥1,000 | 全サービス | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ドコモ海外定額 | ¥6,860 | 規制対象外のみ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| au海外ダブル定額 | ¥6,860 | 規制対象外のみ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| ソフトバンク海外パケットし放題 | ¥20,860 | 規制対象外のみ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
| WiFiレンタル | ¥3,500 + VPN料金¥1,000 | 全サービス | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| ahamo | ¥0(20GB) | 規制対象外のみ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
注意点:
- ahamoの20GB無料は魅力的ですが、15日を超える利用で速度制限があります
- キャリアローミングでもGreat Firewallの影響は受けるため、VPNが必要です
- WiFiレンタルは機器の管理とバッテリー充電が必要です
eSIM設定時の注意点
eSIM設定ガイドでも詳しく解説していますが、中国旅行では特に以下の点に注意が必要です:
出発前の準備:
- eSIMの事前アクティベーション:日本でテスト接続を完了
- VPNアプリのダウンロード:中国到着後は入手困難
- 代替アプリの準備:WeChat、百度地図等をダウンロード
- 重要な連絡先の確保:メールアドレス、電話番号を控える
現地での設定:
- 機内モード解除後すぐにeSIM確認:接続状況をチェック
- VPNの段階的接続テスト:複数のサーバーで接続確認
- データ使用量の定期確認:VPN使用で消費量増加のため
現地でのトラブル回避方法と実体験に基づくアドバイス
中国でのeSIM利用では、技術的なトラブルだけでなく、文化的・政治的な要因も考慮したトラブル回避が重要です。実際に上海、北京、深圳を訪れた旅行者の体験談をもとに、具体的な対策方法を紹介します。
よくあるトラブルと即座の対処法
中国でのeSIM利用で最も頻繁に発生するトラブルと、現地ですぐに実行できる対処法を整理しました。
接続トラブル:
-
eSIMが認識されない
- 症状:「圏外」表示が続く、データ通信ができない
- 対処法:機内モードのON/OFF、ネットワーク設定のリセット、eSIMの再アクティベーション
- 予防策:出発前に日本でテスト接続を完了しておく
-
VPN接続が不安定
- 症状:VPNに接続できない、頻繁に切断される
- 対処法:サーバーの変更(日本→香港→シンガポール→アメリカの順で試行)、プロトコルの変更(OpenVPN TCP推奨)
- 予防策:複数のVPNアプリをダウンロードしておく
-
通信速度が極端に遅い
- 症状:ページの読み込みに30秒以上かかる
- 対処法:接続先キャリアの手動選択、時間を置いてから再接続
- 予防策:ピークタイム(19-22時)の利用を避ける
地域別の接続品質と対策
北京での実体験レポート:
- 天安門広場周辺:政治的に敏感な地域のため、VPN接続が特に不安定
- 対策:事前に必要な情報をダウンロード、オフライン地図の活用
- おすすめ時間帯:早朝(6-8時)、深夜(23時以降)
上海での実体験レポート:
- 浦東国際空港:到着直後のeSIMアクティベーションは比較的スムーズ
- 外灘・南京路:観光地では接続が混雑しやすい
- 対策:ホテルのWiFiとeSIMを使い分ける
深圳での実体験レポート:
- 香港との境界付近:香港の電波を誤って受信する場合がある
- 対策:手動でネットワークを「中国移動」「中国聯通」に固定
- テック企業集積地:インターネット監視が厳しく、VPN検出率が高い
緊急時の連絡手段確保
家族・友人との連絡方法:
-
WeChat:中国で最も確実な連絡手段
- 事前に家族・友人にアカウント作成を依頼
- QRコードでの友達追加を事前に完了
- 音声通話・ビデオ通話も利用可能
-
国際SMS:VPN不要で利用可能
- 料金:1通約100-200円
- 緊急時の最終手段として確保
- 重要な連絡先を事前に登録
-
メール:VPN経由でGmail利用
- Yahoo!メール、Outlookも利用可能
- 添付ファイルで写真共有も可能
現地サポートの活用:
- ホテルのコンシェルジュ:WiFi接続、現地情報の確認
- 日本領事館:緊急時の連絡先として把握
- 現地日本人コミュニティ:WeChat群での情報交換
データ使用量の効率的な管理
VPN使用によるデータ消費増加を考慮した、効率的なデータ管理方法:
節約テクニック:
-
オフライン機能の活用
- Googleマップのオフライン地図をダウンロード
- 翻訳アプリのオフライン辞書を準備
- 観光情報のPDFを事前保存
-
WiFiとの使い分け
- ホテル、カフェ、ショッピングモールのWiFi活用
- 大容量データ(写真アップロード、動画視聴)はWiFi利用
- eSIMは移動中とWiFi圏外での利用に限定
-
アプリの設定最適化
- 自動更新の無効化
- 写真の自動バックアップ停止
- 動画の自動再生無効化
データ使用量の監視:
- iOS:設定→モバイル通信→モバイルデータ使用量
- Android:設定→ネットワークとインターネット→データ使用量
- 1日1回の確認を習慣化
- 80%到達時点で使用パターンを見直し
海外旅行でeSIMを初めて使う完全ガイドでは、より詳細なトラブルシューティング方法を解説しています。
文化的・政治的な注意点
避けるべき行動:
- 政治的な話題をSNSに投稿する
- 天安門事件、チベット、ウイグル等のキーワード検索
- 政府批判的なコンテンツの閲覧・共有
- 公共の場での大声での政治的会話
安全な利用方法:
- 観光、グルメ、ショッピング関連の投稿に限定
- 現地の文化を尊重した表現を心がける
- 不明な点は現地の人に確認してから行動
- 緊急時は日本領事館に相談
代替アプリとサービスの活用方法
中国でのインターネット利用において、規制されている海外サービスの代替となる中国系アプリの活用は必須です。これらのアプリは中国国内で広く使われており、現地の人とのコミュニケーションや日常生活での利便性向上に大きく貢献します。
必須の中国系アプリとその使い方
WeChat(微信): 中国で最も重要なアプリで、メッセージ、通話、決済、ミニプログラムなど多機能を提供します。
- 基本機能:テキスト、音声、ビデオ通話
- 決済機能:WeChat Pay(QRコード決済)
- ミニプログラム:配車、フードデリバリー、ショッピング
- 設定のコツ:日本で事前にアカウント作成、現地で銀行カード連携
Alipay(支付宝): 中国最大手の決済アプリで、ほぼすべての店舗で利用可能です。
- 決済機能:QRコード決済、送金、割り勘
- 生活サービス:タクシー配車、電車・バス乗車券
- 旅行機能:ホテル予約、航空券購入、観光地チケット
- 外国人向け設定:Tour Pass機能で短期利用可能
百度地図(Baidu Maps): 中国で最も正確な地図アプリで、Googleマップの代替として最適です。
- ナビゲーション機能:徒歩、車、公共交通機関
- リアルタイム交通情報:渋滞、工事情報
- 周辺検索:レストラン、ATM、病院
- 音声案内:中国語、英語対応
大众点评(Dianping): 中国版「食べログ」で、レストラン検索と予約に必須です。
- レストラン検索:料理ジャンル、価格帯、評価別
- 予約機能:オンライン予約、待ち時間確認
- クーポン:割引券、セット料理特価
- ユーザーレビュー:写真付き詳細レビュー
日本語対応サービスの活用
中国でも利用可能な日本のサービス:
-
Yahoo! JAPAN
- ニュース、天気予報、メール
- 検索エンジンとしてGoogleの代替
- Yahoo!乗換案内(一部都市対応)
-
楽天サービス
- 楽天トラベル(ホテル予約)
- 楽天市場(一部商品の中国配送)
- 楽天カードの利用明細確認
-
Amazon.co.jp
- 商品検索、価格比較
- Kindle本の購読
- プライム・ビデオ(VPN経由)
オフライン機能の最大活用
事前ダウンロード推奨コンテンツ:
-
地図データ
- 百度地図のオフライン地図
- Maps.meの詳細地図
- 観光地の詳細マップ(PDF)
-
翻訳データ
- Google翻訳の中国語オフライン辞書
- 有道翻訳のオフライン機能
- 旅行会話集(音声付き)
-
観光情報
- 観光地のパンフレット(PDF)
- レストランメニューの写真
- 交通機関の路線図
オフライン活用のメリット:
- データ通信量の節約
- 接続不安定時でも利用可能
- VPN不要での情報アクセス
- バッテリー消費の軽減
現地の人とのコミュニケーション術
言語の壁を乗り越える方法:
-
翻訳アプリの効果的活用
- 有道翻訳:音声翻訳機能が優秀
- カメラ翻訳:メニュー、看板の即座翻訳
- 手書き入力:漢字での筆談
-
WeChat活用術
- 翻訳機能:チャット内で自動翻訳
- 音声メッセージ:発音の確認
- 位置情報共有:待ち合わせ場所の共有
-
文化的配慮
- 挨拶:「你好(ニーハオ)」「谢谢(シエシエ)」
- ジェスチャー:親指を立てる(良い意味)
- 写真撮影:事前に許可を取る
FAQ
中国でeSIMを使ってもLINEやGoogleは使えないのですか?
中国のeSIMは現地キャリア(中国移動、中国聯通、中国電信)の回線を使用するため、Great Firewallの影響を受けます。そのため、eSIMを利用していてもLINE、Google、Facebook、Instagram等の海外サービスは直接アクセスできません。これらのサービスを利用するには、VPN(Virtual Private Network)の併用が必要です。
中国でVPNを使うのは違法ですか?旅行者でも処罰されますか?
中国では政府非認可のVPNサービスの利用は技術的には違法ですが、短期旅行者が個人利用目的で使用する場合、実際に処罰された例はほとんどありません。ただし、政治的に敏感なコンテンツへのアクセスや、政府批判的な投稿は避けるべきです。VPNを使用する際は、観光やビジネス目的に限定し、現地の法律を尊重することが重要です。
香港・マカオ経由のeSIMなら中国本土でも規制なしで使えますか?
香港・マカオは「一国二制度」によりGreat Firewallの適用外ですが、これらの地域のeSIMを中国本土で使用する場合、ローミング接続となり料金が大幅に高くなります(通常の2-3倍)。また、接続の安定性も劣り、地方都市では利用できない場合があります。コスト面では中国本土のeSIM + VPNの組み合わせが最も現実的です。
中国旅行でおすすめのVPNサービスはどれですか?
2026年現在、中国で比較的安定しているVPNサービスはExpressVPN、NordVPN、Surfsharkです。ExpressVPNは接続安定性が高く24時間サポートがある一方、月額$12.95と高額です。NordVPNは$11.99でコストパフォーマンスが良く、Surfsharkは無制限デバイス接続が特徴です。重要なのは、中国到着前にVPNアプリをダウンロードし、複数のサーバー設定を完了しておくことです。
中国でeSIMのデータを使い切ったらどうすればいいですか?
中国でデータを使い切った場合の対処法は限られています。まず、eSIMプロバイダーのアプリやウェブサイトで追加データプランを購入できるか確認してください。ただし、VPN経由でないとアクセスできない場合があります。代替手段として、ホテルや空港の無料WiFi、WeChat経由での連絡、現地のSIMカード購入(パスポート必要)があります。データ不足を避けるため、旅行日数より余裕を持った容量のプランを選択することをおすすめします。
中国で使える代替アプリは事前にダウンロードが必要ですか?
はい、中国到着前に代替アプリのダウンロードを強く推奨します。中国のApp StoreやGoogle Play Storeでは多くの海外アプリが削除されているため、現地でのダウンロードが困難です。必須アプリは、WeChat(連絡・決済)、百度地図(ナビゲーション)、有道翻訳(翻訳)、大众点评(レストラン検索)です。また、Googleマップのオフライン地図や翻訳アプリのオフライン辞書も事前ダウンロードしておくと安心です。
ahamoの海外20GB無料と中国eSIM、どちらがおすすめですか?
ahamoの海外20GB無料は魅力的ですが、中国旅行では以下の制限があります:15日間の利用制限、Great Firewallの影響でLINE・Googleが使えない(VPN必要)、ahamo契約が前提。一方、中国eSIMは料金は発生しますが(7日間約¥1,500)、どのキャリアでも利用でき、VPNと組み合わせれば全サービスが利用可能です。15日以内の短期旅行でahamo契約者なら「ahamo + VPN」、それ以外は「中国eSIM + VPN」がおすすめです。
中国旅行でeSIMとWiFiレンタル、どちらが便利ですか?
利便性の観点では、eSIMの方が優れています。WiFiレンタルは機器の受取・返却手続き、バッテリー管理、紛失リスクがあります。一方、eSIMはスマートフォンだけで完結し、設定も簡単です。料金面では、7日間の場合、中国eSIM(¥1,500)+ VPN(¥1,000)= ¥2,500に対し、WiFiレンタル(¥3,500)+ VPN(¥1,000)= ¥4,500となり、eSIMの方が安価です。複数人での旅行や、大容量通信が必要な場合のみWiFiレンタルを検討してください。






