海外旅行でeSIMを使いたいけれど、設定方法がよくわからない。そんな方のために、iPhone・AndroidでのeSIM設定方法を詳しく解説します。
eSIMの設定は実は思っているより簡単で、QRコードを読み取るだけで5分程度で完了します。ただし、機種によって手順が少し異なるので、お使いのスマートフォンに合わせて確認していきましょう。
eSIM設定の前に確認すべきこと
対応機種かどうかをチェック
eSIMを設定する前に、お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているか確認が必要です。
iPhone対応機種:
- iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のすべてのモデル
- iOS 12.1以降(推奨:iOS 15以降)
Android対応機種:
- Google Pixel 3以降
- Samsung Galaxy S20以降(日本国内版は一部非対応)
- Sony Xperia 10 III以降
- その他:OPPO Find X3 Pro、AQUOS sense4 liteなど
SIMロックの確認
2021年10月以前に購入したスマートフォンは、SIMロックがかかっている可能性があります。eSIMを使う前に、キャリアでSIMロック解除を済ませておきましょう。
必要なもの
- eSIM対応スマートフォン
- 安定したWi-Fi環境
- eSIMのQRコード(購入後にメールで送られてきます)
iPhoneでのeSIM設定方法
iPhoneでのeSIM設定は、設定アプリから簡単に行えます。
手順1:設定アプリを開く
- ホーム画面から「設定」アプリをタップ
- 「モバイル通信」を選択
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
手順2:QRコードを読み取る
- カメラが起動するので、eSIMのQRコードを画面内に収める
- QRコードが認識されると、自動的に次の画面に進みます
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
手順3:回線の設定
- プランのラベル(名前)を設定します(例:「海外用」「韓国旅行」など)
- デフォルト回線を選択(通常は元の回線のまま)
- iMessageとFaceTimeで使用する回線を選択
- モバイルデータ通信で使用する回線を選択
手順4:設定完了の確認
設定が完了すると、画面上部に2つのアンテナマークが表示されます。これでデュアルSIM状態になり、eSIMが使用可能になります。
AndroidでのeSIM設定方法
Androidは機種によって設定画面が異なりますが、基本的な流れは同じです。
Google Pixelでの設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「代わりにSIMをダウンロードしますか?」をタップ
- 「次へ」をタップしてQRコードをスキャン
- eSIMがダウンロードされたら「有効にする」をタップ
Samsung Galaxyでの設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「接続」をタップ
- 「SIMカードマネージャー」を選択
- 「モバイルプランを追加」をタップ
- 「QRコードをスキャン」を選択
- QRコードを読み取り、画面の指示に従って設定完了
Sony Xperiaでの設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「詳細設定」→「キャリア」をタップ
- 「SIMをダウンロード」を選択
- QRコードをスキャンして設定完了
よくあるトラブルと対処法
QRコードが読み取れない場合
原因と対処法:
- 画面の明度を上げる
- QRコードとカメラの距離を調整する
- Wi-Fi接続を確認する
- スマートフォンを再起動してから再試行
eSIMが認識されない場合
- 機内モードのオン・オフを試す
- ネットワーク設定をリセット(iPhone:設定→一般→リセット→ネットワーク設定をリセット)
- キャリア設定のアップデートを確認
- 時間を置いてから再試行(ネットワーク側の反映に時間がかかる場合があります)
データ通信ができない場合
確認ポイント:
- モバイルデータ通信がオンになっているか
- データローミングが有効になっているか
- 正しいAPN設定がされているか(通常は自動設定)
- 現地の電波状況を確認
デュアルSIM設定のコツ
eSIMを使う最大のメリットは、日本の電話番号を維持したまま海外でデータ通信ができることです。
おすすめの設定方法
音声通話:日本の回線(元のSIM) データ通信:eSIM(海外用) SMS:日本の回線(元のSIM)
この設定により、日本からの電話やSMSを受信しながら、海外では安いデータ通信を利用できます。
注意点
- 日本の回線でデータローミングをオフにしておく
- 通話料金は日本の回線の国際ローミング料金が適用される
- LINEやWhatsAppなどのメッセンジャーアプリは、eSIMのデータ通信で利用可能
出発前 vs 現地での設定
出発前の設定(推奨)
メリット:
- 到着後すぐにネット接続可能
- 設定に失敗しても日本で解決できる
- 空港でのSIM購入の行列に並ぶ必要なし
デメリット:
- 設定後すぐにデータ通信が開始される場合がある(プランによる)
現地での設定
メリット:
- 必要になってから設定できる
- データ使用量を無駄にしない
デメリット:
- Wi-Fi環境が必要
- トラブル時の対応が困難
- 設定に手間取ると現地での時間をロスする
結論:出発前の設定がおすすめです。ただし、グアムや韓国のような短期旅行なら、現地設定でも十分対応できます。
料金比較:eSIM vs 他の選択肢
海外でのデータ通信方法を料金面で比較してみましょう。
| 方法 | 料金目安(7日間) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ドコモ海外ローミング | ¥6,860(¥980×7日) | 設定不要 | 高額 |
| auローミング | ¥6,860(¥980×7日) | 設定不要 | 高額 |
| ahamo | 無料(20GBまで) | 追加料金なし | 15日制限あり |
| WiFiレンタル | ¥2,100〜¥10,500 | 複数人でシェア可能 | 機器の管理が必要 |
| タビシムeSIM | ¥890〜 | 安価、設定簡単 | eSIM対応機種が必要 |
*2024年3月時点の料金。変動する場合があります。
ahamoユーザーなら20GB無料は魅力的ですが、15日を超える旅行や、データ使用量が多い場合はeSIMの方が経済的です。特に台湾のような人気の旅行先では、現地SIMより安くて便利なeSIMが重宝します。
まとめ
eSIMの設定は最初こそ戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまえば5分程度で完了する簡単な作業です。
設定成功のポイント:
- 事前に対応機種かどうか確認
- 安定したWi-Fi環境で設定
- 出発前の設定がおすすめ
- トラブル時は機内モードのオン・オフを試す
キャリアの高額なローミング料金と比べて、eSIMは圧倒的にコストパフォーマンスが良く、設定も簡単です。次回の海外旅行では、ぜひeSIMを活用して、快適で経済的な旅を楽しんでください。






