2026年、海外ローミング料金はどう変わった?
2026年時点でも、ドコモ・au・ソフトバンクの海外ローミング基本料金の構造は大きく変わっていません。ドコモとauは「24時間定額プラン(980円〜)」、ソフトバンクは「海外パケットし放題(最大2,980円/日)」という体系が続いています。ただし適用条件や対象国の細かい変更が毎年あるため、旅行前に必ず公式サイトで確認することをおすすめします。
世界的に見ると、GSMA(国際移動通信事業者協会)の2025年レポートによれば、eSIMに対応したスマートフォンの世界出荷比率は2024年末時点で全体の約40%を超え、2026年には過半数に達する見込みです。日本国内でもeSIM対応端末が急速に普及しており、iPhoneはiPhone XS以降、主要Androidも2020年以降のモデルの多くが対応しています。
旅行者が知っておくべき核心的な事実:大手キャリアの海外ローミングは「設定不要で使える手軽さ」が最大の魅力ですが、その便利さには相応のコストがかかります。7日間ハワイに行くだけで、ローミング料金だけで6,860円〜20,860円になり得ます。
ドコモ・au・ソフトバンクの海外ローミング料金一覧(2026年版)
各キャリアの海外ローミング料金は、プランの種類と渡航先によって大きく異なります。以下に2026年7月時点の主要プランをまとめました。なお料金は変動する場合があるため、最新情報は各キャリア公式サイトでご確認ください。
ドコモの海外ローミング料金
ドコモの海外パケットサービスは、主に「世界そのままギガ」が中心です。
| プラン名 | 料金 | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 世界そのままギガ(24時間) | 980円/日 | 主要約70カ国 | 国内データ残量から消費 |
| 世界そのままギガ(月上限) | 上限あり(プラン依存) | 同上 | 超過後は低速 |
| その他の国 | 2,980円/日 | 対象外の国 | 事前確認が必要 |
※2026年7月時点の情報。詳細はドコモ公式サイトでご確認ください。
auの海外ローミング料金
auは「世界データ定額」サービスを提供しています。
| プラン名 | 料金 | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 世界データ定額(24時間) | 980円/日 | 約80カ国・地域 | 国内データ残量から消費 |
| 世界データ定額 対象外 | 2,980円/日 | 対象外の国 | 事前確認が必要 |
※2026年7月時点の情報。詳細はau公式サイトでご確認ください。
ソフトバンクの海外ローミング料金
ソフトバンクは「海外パケットし放題」が主要プランです。
| プラン名 | 料金 | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 海外パケットし放題(1日) | 最大2,980円/日 | 約150カ国・地域 | 使った分だけ課金(上限あり) |
| 海外パケットし放題(月額上限) | 条件あり | 同上 | プランにより異なる |
ahamoの海外データ通信は本当にお得?
ahamoの海外ローミングは、追加料金ゼロで月間データ容量(20GB)の範囲内で使えるという、他キャリアにはない強みがあります。2026年現在も、この仕組みは変わっていません。ただし「無制限・無条件」ではなく、使い方によっては大きな落とし穴もあります。
ahamoの海外データ通信のポイント:
- 追加料金なし:月額基本料金(2,970円)の範囲内で20GBまで使える
- 対応国:約90カ国・地域(2026年7月時点)
- 速度制限:20GBを超えると128kbps(ほぼ使い物にならない速度)に制限
- 有効期間:渡航開始から15日間まで(それ以降は速度制限)
- 通話:海外での発着信は別途料金が発生
ahamoが向いている人・向いていない人
| ケース | ahamoの評価 |
|---|---|
| 1〜2週間の旅行、20GB以内で収まる | ◎ 追加料金なしで最強 |
| 15日を超える長期旅行 | △ 16日目から速度制限 |
| 動画をたくさん見る、テザリング多用 | △ 20GBを超えやすい |
| ドコモ・au・SBユーザー | × ahamoへの乗り換えが必要 |
| 渡航先がahamo非対応国 | × 使えない |
ahamoの詳細な比較はahamo海外データ通信20GB無料 vs eSIM:本当におトクなのはどっち?も参考にしてください。
7日間の旅行でかかる実際のコストを比較してみた
「料金表を見てもピンとこない」という方のために、人気の旅行先・期間で実際のコストを試算しました。ここでは「ハワイ7日間」「韓国4日間」「ヨーロッパ10日間」の3パターンで比較します。
ハワイ7日間のケース
| 通信手段 | 費用(概算) | データ量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ 世界そのままギガ | 約6,860円 | 国内残量依存 | 1日980円×7日 |
| au 世界データ定額 | 約6,860円 | 国内残量依存 | 1日980円×7日 |
| ソフトバンク 海外パケットし放題 | 約20,860円 | 上限あり | 1日最大2,980円×7日 |
| ahamo | 0円(追加料金) | 月間20GBまで | ahamo契約者のみ |
| タビシム eSIM(ハワイ) | ¥1,980〜 | プランによる | 事前購入・即時利用可 |
| WiFiレンタル | 約3,500〜7,000円 | 無制限〜 | 受取・返却の手間あり |
※タビシム料金は2026年7月時点の参考価格。詳細はアメリカのeSIMプランでご確認ください。
韓国4日間のケース
| 通信手段 | 費用(概算) | データ量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ 世界そのままギガ | 約3,920円 | 国内残量依存 | 1日980円×4日 |
| au 世界データ定額 | 約3,920円 | 国内残量依存 | 1日980円×4日 |
| ahamo | 0円(追加料金) | 月間20GBまで | ahamo契約者のみ |
| タビシム eSIM(韓国) | ¥590〜 | プランによる | 事前購入・即時利用可 |
韓国旅行のeSIM選びについては、韓国旅行のeSIM完全ガイドに詳しい情報があります。
ヨーロッパ10日間のケース
| 通信手段 | 費用(概算) | データ量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ(欧州対象国) | 約9,800円 | 国内残量依存 | 1日980円×10日 |
| ソフトバンク | 約29,800円 | 上限あり | 1日最大2,980円×10日 |
| ahamo | 0円(追加料金) | 月間20GBまで | 15日以内なら問題なし |
| タビシム eSIM(欧州) | ¥2,980〜 | プランによる | 複数国対応プランあり |
ヨーロッパ旅行でeSIMを使う場合、西ヨーロッパ対応のeSIMプランが複数国をまとめてカバーできて便利です。
eSIMとローミングの違いって何?どっちを選ぶべき?
eSIMと大手キャリアのローミングは、仕組みも使い勝手も根本的に異なります。ローミングは「日本のキャリアの回線を海外でそのまま延長して使う」仕組みで、設定なしで使えますが割高です。eSIMは「現地または海外向けの別回線をスマホに追加する」仕組みで、少し手間はかかりますが大幅に安くなります。
ローミングのメリット・デメリット
メリット:
- 設定不要で到着後すぐ使える
- 日本の電話番号でそのまま発着信できる
- 慣れ親しんだキャリアのサポートを受けられる
デメリット:
- コストが高い(1日980円〜2,980円)
- 長期旅行になるほど費用がかさむ
- 国内データ残量を消費するプランは残量管理が必要
eSIMのメリット・デメリット
メリット:
- コストが大幅に安い
- 出発前にスマホで購入・設定完了
- デュアルSIM機能で日本の番号も維持できる
- 物理SIMの入れ替え不要
デメリット:
- 事前設定が必要(ただし10〜15分程度)
- eSIM対応端末が必要
- データ専用(通話・SMSは別途対応が必要)
eSIMとローミングの詳しい比較はeSIMとデータローミング徹底比較【2026年版】もあわせてご覧ください。
eSIMはどうやって設定するの?難しくない?
eSIMの設定は、QRコードをスキャンするだけで完了します。手順は5ステップで、慣れれば10分もかかりません。事前に日本でWi-Fi環境下で設定しておけば、現地到着後すぐにデータ通信が使えます。
iPhoneでのeSIM設定手順
- タビシムのサイトでeSIMプランを購入
- メールに届いたQRコードを確認
- 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」
- QRコードをスキャン
- 「モバイルデータ通信」でeSIMを選択して完了
Androidでのおおまかな設定手順
- タビシムのサイトでeSIMプランを購入
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」
- QRコードをスキャン
- 追加されたeSIMをデータ通信用に設定
機種によって操作が異なる場合があります。詳しくはeSIM設定ガイドをご覧ください。
eSIM対応スマホかどうかを確認する方法
eSIMを使うにはeSIM対応端末が必要です。2026年現在、iPhone XS以降のiPhone、Galaxy S20以降の多くのモデル、Pixel 3以降のGoogle Pixelシリーズなど、主要スマートフォンのほとんどがeSIMに対応しています。ただし、SIMロックがかかっていたり、キャリア版の一部モデルでは制限がある場合もあります。
主要機種のeSIM対応状況(2026年版):
| メーカー | 対応モデル(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| Apple iPhone | iPhone XS以降 | デュアルSIM対応 |
| Samsung Galaxy | S20以降(多くのモデル) | 一部キャリア版は制限あり |
| Google Pixel | Pixel 3以降 | 日本版も対応 |
| Sony Xperia | Xperia 10 IV以降(一部) | 機種によって異なる |
| SHARP AQUOS | 一部モデル | 要確認 |
ご自身の端末がeSIM対応かどうかはeSIM対応機種一覧で確認できます。
WiFiレンタルとeSIM、どっちがいい?
WiFiレンタルはグループ旅行や複数端末で使いたい場合に便利ですが、毎日充電が必要で、返却の手間もあります。eSIMは1人1台の通信に最適で、手間がなく、バッテリー消費も自分のスマホのみです。1人旅や少人数旅行ならeSIMが圧倒的に楽です。
| 比較項目 | WiFiレンタル | eSIM |
|---|---|---|
| 料金(7日間) | 約2,100〜10,500円 | ¥980〜(プランによる) |
| 手間 | 受取・返却が必要 | アプリで完結 |
| バッテリー | 別途モバイルルーターの充電が必要 | 不要 |
| 複数端末 | ○(1台で複数端末OK) | △(端末ごとに必要) |
| 紛失リスク | あり | なし |
| 通信速度 | 安定していることが多い | 現地回線依存 |
詳しくは海外旅行のデータ通信手段を徹底比較:eSIM vs WiFiレンタル vs ローミングもご参照ください。
タビシムeSIMを選ぶ理由:日本語サポートと円決済
タビシムは日本人旅行者のために設計されたeSIMサービスです。Airalo、Holafly、trifaなど他のeSIMサービスと比較しても、「日本語サポート」「円決済」「シンプルな設定フロー」という点で日本人には使いやすい設計になっています。
正直なところ、プランによってはAiraloやHolaflyの方が安いケースもあります。ただし、英語サポートしかないサービスでトラブルが起きたとき、旅先でうまく対応できるかどうかは別問題です。タビシムは日本語でのサポートを受けられるため、特に海外通信に不慣れな方や、ご両親の端末に設定してあげたい方に向いています。
タビシムの主な特徴:
- 200以上の国と地域に対応
- QRコードで即時アクティベーション
- 日本語アプリ・日本語カスタマーサポート
- 円(¥)決済で為替を気にせず購入
- データ専用(LINEやWhatsAppでの通話は利用可能)
- 契約縛りなし・月額料金なし
データを使い切ったらどうなる?追加購入はできる?
eSIMのデータを使い切った場合、通信が停止するか低速になります(プランによって異なります)。タビシムではデータを使い切った後でも、追加のデータプランを購入してトップアップできます。旅行中にデータが足りなくなっても、スマホから数分で追加購入が可能です。
データ不足を防ぐコツ:
- 動画視聴はWi-Fi環境でのみ行う
- Googleマップはオフラインマップをダウンロードしておく
- ホテルのWi-Fiを積極的に活用する
- データ使用量の多いアプリはバックグラウンド更新をオフにする
海外旅行でのデータ使用量の目安を事前に確認しておくと、適切なプランを選びやすくなります。
2026年のキャリアローミングとeSIM、結局どっちを選ぶべき?
渡航先・旅行期間・使い方によって最適解は変わります。以下のフローで自分に合った選択肢を見つけてください。
こんな人はローミングがおすすめ
- 1〜2泊の超短期旅行(費用差が少ない)
- 現地での電話着信が絶対に必要
- スマホの設定が苦手で、とにかく手間をかけたくない
こんな人はahamoがおすすめ
- すでにahamo契約者
- 15日以内の旅行で20GB以内に収まる使い方
- 追加料金ゼロが最優先
こんな人はeSIMがおすすめ
- 3日以上の旅行でコストを抑えたい
- ドコモ・au・ソフトバンクのまま(ahamo非契約)
- 長期旅行・ワーキングホリデー
- 複数国を周遊する旅行
- 日本の番号を維持しながらデータだけ安く使いたい
海外旅行でスマホ代を劇的に安くする方法では、さらに詳しい節約術を紹介しています。
FAQ
ドコモの海外ローミングを使うには事前申し込みが必要ですか?
ドコモの「世界そのままギガ」は、対応国に到着すると自動的に適用されるプランです。ただし、プランの詳細や適用条件は契約内容によって異なります。渡航前にドコモのMy docomoアプリや公式サイトで自分のプランを確認しておくことをおすすめします。
eSIMを使っていても日本の電話番号は使えますか?
はい、使えます。eSIMはデータ通信専用の回線を追加するもので、日本のSIMカード(物理SIM)はそのままスマホに入れたままにできます。デュアルSIM機能を使えば、日本の番号での着信を受けながら、eSIMでデータ通信を安く使うことができます。
ahamoの海外データ通信は15日を超えるとどうなりますか?
渡航開始から15日を超えると、海外でのデータ通信速度が128kbpsに制限されます。この速度ではSNSや地図アプリもまともに動作しません。16日以上の旅行には、eSIMを別途用意するか、帰国後に再度渡航する形での対応が現実的です。
eSIM対応スマホかどうかはどうやって確認できますか?
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」で「利用可能なSIM」の項目があればeSIM対応です。Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」で「SIMを追加」の選択肢があれば対応しています。また、タビシムのeSIM対応機種一覧ページでも確認できます。
eSIMの設定はいつやればいいですか?出発前?現地で?
出発前に日本のWi-Fi環境下で設定しておくのが最もおすすめです。QRコードをスキャンしてeSIMをインストールするだけなので、10〜15分で完了します。現地でも設定できますが、Wi-Fiがない環境では手間がかかるため、事前準備が安心です。
ソフトバンクの海外パケットし放題は本当に「し放題」ですか?
名称は「し放題」ですが、1日あたりの上限料金が設定されているという意味で、データ量自体に上限があるプランもあります。実際には通信速度制限がかかる場合もあるため、「無制限に高速で使える」とは限りません。詳細はソフトバンク公式サイトで確認してください。
タビシムのeSIMはどの国で使えますか?
タビシムは200以上の国と地域に対応したeSIMプランを提供しています。ハワイ・アメリカ本土、ヨーロッパ各国、韓国、台湾、東南アジア、オーストラリアなど、日本人に人気の渡航先はほぼカバーされています。複数国を周遊する旅行向けのリージョナルプランも用意されています。
データを使い切ったら自動で課金されますか?
タビシムのeSIMは、購入したデータを使い切っても自動的に追加課金されません。データがなくなると通信が停止するか、低速モードに切り替わります(プランによる)。追加でデータが必要な場合は、アプリまたはウェブサイトから手動でトップアップ購入する形になります。
まとめ:2026年の海外通信、賢い選択を
大手キャリアの海外ローミングは「手間なし」という大きなメリットがある一方で、コストの高さは否定できません。7日間の旅行で最大2万円超になるケースもあるローミング料金は、eSIMを使えば大幅に削減できます。
ahamoユーザーなら追加料金なしで使えるという強みは本物ですが、15日超・20GB超の旅行には対応できません。eSIMはその柔軟性と低コストで、多くの旅行者にとって最も合理的な選択肢になっています。
2026年の海外通信選びのポイント:
- 超短期(1〜2泊)かつ設定が面倒な人 → ローミング
- ahamo契約者で15日以内・20GB以内の旅行 → ahamoそのまま
- それ以外のほとんどの旅行者 → eSIMが最もコスパが高い
旅行前にeSIMを設定しておけば、現地到着直後から地図もSNSも快適に使えます。空港のSIMカード売り場に並ぶ必要もなく、レンタルWiFiを返却しに行く手間もありません。旅行をもっと快適に、もっとお得にするために、eSIMの活用をぜひ検討してみてください。
※本記事の料金情報は2026年7月時点のものです。各キャリアの料金は変動する場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。






