データローミングをオンにするとどうなる?高額請求を防ぐ設定

19 Mar 2026
Silhouette of a traveler standing at an airport gate with planes visible through large windows under stormy skies

データローミングをオンにすると実際にいくらかかる?

海外でスマホのデータローミングをオンにすると、キャリアの海外パケット通信料が発生します。「うっかりオンにしてしまった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。

実際の料金を見てみましょう:

キャリア基本料金上限料金対象国・地域
ドコモ24.4円/KB2,980円/日世界対応
au24.4円/KB2,980円/日世界対応
ソフトバンク51.2円/KB2,980円/日世界対応

1日2,980円という上限があるとはいえ、7日間の海外旅行で約21,000円の追加料金が発生します。しかも、これは「海外パケットし放題」などの定額サービスに自動加入した場合の料金です。

設定ミスで発生する高額請求の実例

定額サービスに加入せずにデータローミングをオンにしてしまうと、さらに深刻な事態になります:

  • メール受信だけで数万円: 添付ファイル付きのメールを受信しただけで10万円超の請求
  • アプリの自動更新: バックグラウンドでのアプリ更新により50万円の請求
  • 動画視聴: YouTubeを30分視聴して15万円の請求

これらは実際に報告されている事例です。データローミングをオンにする際は、必ずキャリアの定額サービスへの加入が必須になります。

各キャリアの海外データ通信料金を徹底比較

ドコモの海外データ通信

世界そのままギガ(事前申込み必要):

  • 1時間: 200円
  • 24時間: 980円
  • 3日間: 2,480円
  • 5日間: 3,980円
  • 7日間: 5,280円

パケットパック海外オプション

  • 24時間: 980円~1,280円(地域により異なる)
  • 事前申込み不要だが、対象国が限定的

auの海外データ通信

世界データ定額(事前申込み必要):

  • 24時間: 490円~1,690円(地域により異なる)
  • 利用開始は現地でSMSまたはアプリから

ソフトバンクの海外データ通信

海外パケットし放題

  • 24時間: 0円~2,980円(使用量により段階制)
  • 25MB未満: 0円~1,980円
  • 25MB以上: 2,980円(定額)

アメリカ放題(一部プラン限定):

  • アメリカ・ハワイで追加料金なし
  • 対象プランのみ利用可能

ahamoユーザーは要注意

ahamoユーザーなら、追加料金なしで海外20GBまで利用可能です。ただし、以下の制限があります:

  • 15日間の利用制限: 15日を超えると速度制限
  • 月20GBの制限: 国内利用分と合算
  • 対象国のみ: 82の国と地域に限定

長期旅行や対象外の国では、別の手段が必要になります。

高額請求を防ぐ5つの設定方法

1. データローミングを完全にオフにする

iPhoneの場合:

  1. 「設定」→「モバイル通信」
  2. 「通信のオプション」
  3. 「データローミング」をオフ

Androidの場合:

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」
  2. 「モバイルネットワーク」
  3. 「データローミング」をオフ

2. 機内モードを活用する

完全にモバイル通信を遮断したい場合は機内モードが確実です。WiFi接続は機内モードでも利用できるため、ホテルや空港のWiFiは問題なく使えます。

3. アプリの自動更新を無効化

iPhone

  • 「設定」→「App Store」→「Appのアップデート」をオフ

Android

  • Google Playストア→「設定」→「アプリの自動更新」→「WiFi経由のみ」

4. バックグラウンドアプリの通信を制限

iPhone

  • 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」をオフ

Android

  • 「設定」→「アプリ」→個別アプリの「モバイルデータ」をオフ

5. 位置情報サービスを制限

GPSは通信を使わないものの、地図アプリなどが位置情報と連動してデータ通信を行う場合があります。必要最小限のアプリのみ位置情報を許可しましょう。

eSIMという新しい選択肢のメリット

最近注目されているのがeSIMを使った海外データ通信です。eSIMとは、物理的なSIMカードを入れ替えることなく、QRコードで簡単にデータプランを追加できる技術です。

eSIMの主なメリット

  • 日本の電話番号をそのまま維持: LINEや電話の着信を受けられる
  • キャリアローミングより安価: 7日間で¥1,000~¥3,000程度
  • 即座に利用開始: 空港でSIMカード購入の行列に並ばなくてOK
  • デュアルSIM対応: 日本の回線とeSIMを同時利用

eSIM対応機種の確認

eSIM対応機種は年々増えていますが、主要な対応機種は以下の通りです:

  • iPhone XS以降の全モデル
  • Google Pixel 3以降
  • Samsung Galaxy S20以降
  • その他Android機種(要確認)

実際の料金比較例

韓国7日間の場合

  • ドコモ世界そのままギガ: ¥5,280
  • au世界データ定額: 約¥3,430(¥490×7日)
  • 韓国eSIM: ¥1,200~¥2,500
  • WiFiレンタル: ¥2,100~¥7,000(¥300~¥1,000/日)

アメリカ7日間の場合

  • ドコモ世界そのままギガ: ¥5,280
  • ソフトバンク海外パケットし放題: ¥20,860(¥2,980×7日)
  • アメリカeSIM: ¥1,500~¥4,000
  • ahamoユーザー: 無料(20GBまで、15日間制限あり)

WiFiレンタルとの比較

海外WiFiレンタルも選択肢の一つですが、以下の点で注意が必要です:

WiFiレンタルのメリット

  • 複数人でシェア可能
  • 設定が簡単
  • 大容量プランあり

WiFiレンタルのデメリット

  • バッテリー管理が必要: 1日持たない場合も
  • 荷物が増える: 本体・充電器・ケーブル
  • 受取・返却の手間: 空港カウンターや宅配
  • 紛失・破損リスク: 弁償費用¥40,000程度
  • 通信制限: 1日数GBで速度制限の場合も

旅行前に確認すべきチェックリスト

海外旅行前に以下の項目を確認しましょう:

出発前の準備

  • データローミング設定の確認
  • キャリアの海外定額サービス申込み(利用する場合)
  • eSIMの事前購入と設定(eSIM設定ガイド参照)
  • アプリの自動更新設定確認
  • 緊急時の連絡手段確保

現地到着後

  • WiFi接続の確認
  • データ使用量の定期チェック
  • 通信速度・品質の確認
  • 緊急時の連絡先確認

まとめ:安心して海外旅行を楽しむために

データローミングをオンにすると、最低でも1日¥980~¥2,980の料金が発生します。設定ミスがあれば数十万円の高額請求も現実的なリスクです。

安全で経済的な選択肢として、以下をおすすめします:

  1. 短期旅行: ahamoユーザーは無料枠活用、その他はeSIM
  2. 長期旅行・出張: eSIMまたは現地SIM
  3. グループ旅行: WiFiレンタルとeSIMの併用
  4. 高額請求が心配: 完全にデータローミングオフ+WiFiのみ

技術の進歩により、海外でのインターネット利用はますます便利で安価になっています。正しい知識と準備で、通信費を気にすることなく海外旅行を満喫しましょう。

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