「ahamo海外なら20GB無料で使えるから、eSIMなんていらないでしょ?」
そう思っている方、実はちょっと待ってください。確かにahamoの海外データ通信は魅力的ですが、制限や落とし穴もあります。15日制限、対象国の制約、速度制限など、実際に使ってみると「思っていたのと違う」というケースも少なくありません。
この記事では、ahamoの海外データ通信とeSIMを徹底比較。どちらが本当におトクなのか、具体的なシーンごとに分析していきます。
ahamoの海外データ通信:メリットと制限を正直に解説
ahamoの海外データ通信は、月額2,970円の基本料金内で20GBまで追加料金なしで使えるサービスです。設定も不要で、海外に着いたらそのまま使えるのは確かに便利。
ahamoのメリット
- 追加料金なし:基本料金内で20GB使用可能
- 設定不要:海外に着いたら自動で接続
- 日本の電話番号維持:SMSや通話もそのまま
- 82の国と地域で利用可能
ahamoの制限事項(重要)
ただし、ahamoには見落としがちな制限があります:
15日制限 海外利用開始から15日経過後は速度制限(最大128kbps)。これは致命的で、16日目以降はほぼ使い物になりません。
対象国の制限 82カ国と聞くと多そうですが、実際は主要国中心。マイナーな国や地域では使えない場合があります。
速度制限後の追加料金 15日経過後に通常速度で使うには、1GBあたり550円の追加料金が発生。これが意外と高額になります。
ahamo契約が必要 当然ですが、ahamoに契約していない方は利用不可。ドコモ、au、ソフトバンクユーザーは対象外です。
eSIMのメリット:柔軟性と料金の透明性
eSIMは必要なデータ量と期間を選んで購入するプリペイド式。タビシムなら200以上の国と地域で利用可能で、日本語サポートも充実しています。
eSIMの主なメリット
- 期間制限なし:購入したデータ量まで自由に使用
- 対応国が多い:200以上の国と地域
- どのキャリアでもOK:ドコモ、au、ソフトバンク関係なし
- デュアルSIM:日本の番号を維持したままデータ通信追加
- 透明な料金:使った分だけ、隠れた追加料金なし
料金比較:具体的なシミュレーション
実際の旅行パターンで料金を比較してみましょう。
韓国3日間旅行の場合
| サービス | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| ahamo | ¥0(基本料金内) | 15日以内なら追加料金なし |
| タビシム eSIM | ¥890〜 | 3日間1GB〜 |
| ドコモ海外定額 | ¥2,940(980円×3日) | 24時間ごとの定額制 |
短期旅行なら、確かにahamoが有利です。韓国のeSIMと比較しても、コスト面ではahamoに軍配が上がります。
台湾7日間旅行の場合
| サービス | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| ahamo | ¥0(基本料金内) | 15日以内なら追加料金なし |
| タビシム eSIM | ¥1,590〜 | 7日間3GB〜 |
| ソフトバンク海外パケットし放題 | ¥20,860(2,980円×7日) | 1日単位の従量制 |
1週間程度の旅行でも、ahamoの優位性は変わりません。台湾のeSIMと比較しても、料金面ではahamoが圧勝です。
香港・タイ周遊20日間の場合
| サービス | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| ahamo | ¥16,500(15日後1GB×30回) | 16日目以降は1GBあたり550円 |
| タビシム eSIM | ¥4,590〜 | 20日間10GB〜(アジア周遊プラン) |
| WiFiレンタル | ¥18,000〜 | 1日900円×20日+手数料 |
ここで逆転します。ahamoは15日を超えると急激に高額になるため、長期旅行では香港のeSIMやタイのeSIMの方が圧倒的におトクです。
シーン別:どちらを選ぶべき?
ahamoがおすすめなケース
短期旅行(1〜10日程度)
- 韓国、台湾、ハワイなどの人気渡航先
- すでにahamoユーザー
- 設定の手間を省きたい
- データ使用量が20GB以内
出張や頻繁な短期渡航
- 月に複数回海外に行く
- 毎回の設定が面倒
- 会社の経費で処理したい
eSIMがおすすめなケース
長期旅行・滞在(15日超)
- バックパッカー旅行
- ワーキングホリデー
- 長期出張
- 留学準備期間
ahamo以外のキャリアユーザー
- ドコモ、au、ソフトバンクの従来プラン
- 格安SIM利用者
- ahamoに変更する予定がない
複数国周遊
- ヨーロッパ周遊
- 東南アジア周遊
- ahamoの対象外地域への旅行
家族旅行
- 家族全員分のahamo契約は現実的でない
- 必要な人だけeSIMを追加
- 料金を抑えたい
併用テクニック:ahamoとeSIMの使い分け
実は、ahamoとeSIMを使い分けるのが最も賢い方法かもしれません。
パターン1:期間による使い分け
- 1〜14日:ahamoを使用
- 15日目以降:eSIMに切り替え
これで15日制限を回避しつつ、長期滞在でも料金を抑えられます。
パターン2:用途による使い分け
- 通話・SMS:ahamoの日本番号
- データ通信:eSIMの高速通信
デュアルSIM対応スマートフォンなら、両方同時に使えます。
パターン3:国による使い分け
- ahamoの対象国:ahamoを使用
- 対象外地域:eSIMでカバー
マイナーな国や地域でも、eSIMなら大抵カバーできます。
実際の使用感:ユーザーの声
ahamoユーザーの声 「韓国3日間なら確かに便利。でも台湾で15日過ぎたら急に遅くなって焦った」(30代男性)
「設定不要は楽だけど、20GB使い切ったら速度制限。追加購入も高い」(20代女性)
eSIMユーザーの声 「最初の設定は少し面倒だけど、一度覚えれば簡単。長期旅行には絶対eSIM」(40代男性)
「家族4人分のahamo契約より、必要な人だけeSIMの方が安い」(30代女性)
まとめ:結局どちらがおトク?
ahamoとeSIM、どちらも一長一短があります。
短期旅行(1〜14日)でahamoユーザーなら、迷わずahamo。追加料金なしで20GB使えるのは確かに魅力的です。
長期旅行、ahamo以外のキャリア、複数国周遊なら、eSIMが断然有利。料金面でも利便性でも、eSIMの方が優れています。
最も賢いのは、両方の特徴を理解して使い分けること。短期はahamo、長期はeSIM、という具合に旅行スタイルに合わせて選択すれば、通信費を大幅に節約できます。
海外旅行の通信手段は、もはや「一択」の時代ではありません。選択肢が増えた分、自分の旅行スタイルに最適な方法を見つけることが大切ですね。






